灘の蔵元、酒蔵見学がリニューアル

2016.9.30 21:00

手前は通常の1/4サイズと、温度管理のしやすい大吟醸用の小さなタンク

(写真6枚)

古くから蔵元が集まる日本一の酒どころ、灘五郷の地で宝暦元年(1751年)から続く酒蔵「神戸酒心館」。このたび、「日本酒の日」(10月1日)に合わせて人気の酒蔵見学がリニューアル、報道陣に公開された。

酒蔵内の見学に加え、銘酒「福寿」の利き酒が無料とあって、以前から人気の高い蔵見学。ところが安福武之助社長は、「酒造りは朝が大変早いものですので、なかなかみなさんに見ていただくことができなかった」と打ち明ける。

映像では、酒造りの行程ごとに説明され、初心者でもわかりやすい
映像では、酒造りの行程ごとに説明され、初心者でもわかりやすい

今回のリニューアルでは、見学ルートに新たにモニターや展示物を設置。それにより「少々複雑な日本酒の製造工程を映像を交えながら学ぶことができます」と、安福社長は語る。また、リニューアルにあわせて、ビデオや館内表示は4カ国語、パンフレットは15カ国語に対応。インバウンド対策にも注力したという。

純米生酒、吟醸生酒、大吟醸生酒など、蔵ならではの生酒を飲み比べできる
純米生酒、吟醸生酒、大吟醸生酒など、蔵ならではの生酒を飲み比べできる

利き酒は予約なしでも体験できるが、福寿の歴史や酒造りのこだわりをまとめた酒造りビデオの上映、蔵見学、利き酒、販売所の立ち寄りがセットになったコースは要予約(2日前まで)。無料で参加でき、所要時間はコースによって異なる(30〜60分)。

『神戸酒心館 蔵見学』

2016年10月1日(土)リニューアルオープン
住所:神戸市東灘区御影塚町1-8-17
料金:無料
電話:078-841-1121(10:00〜17:00)

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本