大阪・堺市で現代アートの芸術祭

2016.3.15 12:15

田辺小竹作品。展示場所は堺市役所21階展望ロビー(大阪府堺市堺区)

(写真4枚)

大阪・堺市の中心部を舞台にしたアートイベント『さかいアルテポルト 黄金芸術祭』が、3月11日から21日まで開催。南海堺東駅周辺、同堺駅周辺、阪堺電車が通る旧市街地に4つのエリア・12の会場を設定し、堺市及び国内外のアーティスト21組が、作品展示や公開制作、ワークショップ、演劇公演などを行っており、関連イベントも多数。

 

ウエダリクオ×スティーン・ラスムッセン作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)
ウエダリクオ×スティーン・ラスムッセン作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)

筆者は初日に全会場を巡りましたが、作品数が多く、見応えのある展示が行われているのは、田辺小竹、友井隆之、今井紀彰、片桐功敦×小野晃蔵ほかの作品が見られる堺市役所を中心としたエリア(市役所1階ロビー&21階展望ロビー、堺市市民交流広場/合同庁舎前広場)と、ウエダリクオ×スティーン・ラスムッセン、フジオカヨシエ、柴辻健吾が出展している町家歴史館山口家住宅です。作品単位では、七野太一(さかい利晶の杜で展示)、ドメネク(妙法寺で展示)も印象に残りました。

フジオカヨシエ作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)
フジオカヨシエ作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)

ほかの会場でも様々な作品が見られますが、1人(組)の作品しかない場合も多いので、まずは上記2会場のどちらかを基点にするのが良いでしょう。場所が分からない方は事前に公式サイトの「アクセス」でご確認を。また、堺市役所の向かいにある堺東観光案内所などに、レンタサイクルがあります。効率よく会場巡り・街巡りをしたい方におすすめします。

柴辻健吾作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)
柴辻健吾作品。展示場所は町家歴史館山口家住宅(大阪府堺市堺区)

取材・写真/小吹隆文(美術ライター)

『さかいアルテポルト 黄金芸術祭』

日時:2016年3月11日(金)〜21日(月・祝)
※時間、休みは会場ごとに異なる。詳しくは公式サイトにて
会場:堺市役所1階ロビー・21階展望ロビー、堺市市民交流広場/合同庁舎前広場、南海堺東駅周辺、妙法寺、開口神社、さかい利晶の杜、アゴーラリージェンシー堺、コミュニティカフェパンゲア、町家歴史館山口家住宅、堺伝統産業館、錦之町空き家1、スピニングミル
料金:無料 
※町家歴史館山口家住宅は入場料200円が必要。さかい利晶の杜は無料スペースで展示を行っており、有料スペースは入場料300円〜が必要
電話:072-232-1682(ギャラリーいろはに内)

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