関西のホテルではいちごの食べ放題が大人気だ。昨年から開催しているホテルニューオータニ（大阪市中央区）、ザ・リッツ・カールトン大阪（大阪市北区）ではすでに昨年を上回る動員を予想し、予約満席で期間延長をするホテルも。そんな後押しもあり、新たに３月からは「ホテルグランヴィア京都」「ANAクラウンプラザホテル大阪」、４月からは「琵琶湖ホテル」がスタートし、いちごの人気はまさに留まらぬ勢い。そんな中で、静かに増えつつあるのが、いちごのアフタヌーンティーセットだ。「近年はいちごブームなので」と始めたところも多く、実際、大好評だそう。食べ放題と違って、ブッフェ台に取りに行く必要もなく、時間制限もないので、ゆっくりいただけるのが人気の理由。また「食べ放題で、元を取れるほど食べられない」、「少しずつおいしいものを適量で食べたい」という層にのリクエストにぴったりとハマっているのだ。

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『苺づくしのアフタヌーンティーセット』（大阪・ホテル日航大阪）
昨年初めてホテル日航大阪（大阪市中央区）が期間限定で提供し、今年はさらに大人気に。通常は数量限定なのだが「お客さまからのご要望に、できる限り対応しております」と広報担当者が語る通り、週末は通常の倍のセットを準備しているそう。ミルフィーユ、モンブラン、パンナコッタなどのスイーツに、珍しいメニューではパンプディングをクロワッサンでアレンジしたものも。カブラとブラックオリーブペーストのサンドイッチといった口休めも好評で、普段のセットはシェアする人が多いが、これはほぼ１人１セットオーダーするとのこと。

『苺のアフタヌーンティー』＆『苺のハイティー』（大阪・リーガロイヤルホテル（大阪））
リーガロイヤルホテル（大阪市北区）では通常は紅茶またはコーヒー、夜（17時以降）はお酒と一緒に楽しめる『ハイティー』バージョンが登場する。きっかけは「夜にもいちごを楽しめるメニュー」を考案したことから。ホテルメイドのチョコレート、ミニパフェ、プチケーキ、フルーツサンドなどいちごスイーツは一緒。が、食事系はミックスサンドとスコーン、『ハイティー』はお酒に合うようタパス系に変化。またどちらのセットも、フレッシュいちごと共に、シロップや練乳など５種もディップがあるのがポイント。

大阪『ストロベリーアフタヌーンティー』（大阪インターコンチネンタル大阪）
インターコンチネンタルホテル大阪（大阪市北区）の全レストランで企画した『ベリー!ストロベリー2016』の一環。同時期に開催しているいちごのブッフェ（人気のため期間も延長）は土日祝のみだが、こちらのセットであれば平日も楽しめる。通常の三段トレイと異なり、アクリルのお重にて登場し、いちごのタルト、スコーン、マカロンなどのスイーツが５種。またセイヴォリー（食事系）も「グリーンピースロールとロブスター　ストロベリーとミント」といったように、いちごと組み合わせている。席数が限られるため、予約がお勧め。