JR大阪鉄道病院、手術室を一般公開

2015.12.14 15:05

ロビーではイコちゃんと看護師、JR社員の制服で記念撮影も

(写真4枚)

[JR大阪鉄道病院]が創立100周年を記念し、オープンホスピタル(一般公開)を1212日に開催。病院内を見学できるだけでなく、専門医の個別相談や手術室にも入ることができ、参加者は病院を身近に感じられたよう。

1915年に神戸市で神戸鉄道病院として開設され、1928年に大阪鉄道病院に改称された同病院。この日はオープンからたくさんの人が来場。地域の人々や家族連れ、点滴を引きながら参加する入院患者の姿もあった。なかでも注目を集めたのは、病院探索の手術室コース。ドラマや映画などではなく実際に使用されている手術室を見学できるのは異例。本病院でもこのイベントで初めて一般の人に手術室を見学させたという。

たくさんの機械や用具で囲まれた手術室で実際に帽子、マスク、術衣を着用できる。手術器具を持って室内で記念撮影したり、手術前の手洗いを体験したりと盛りだくさん。参加者のなかには今年、手術を経験した人が数名おり、自身がどのような場所で手術されていたのか興味深々だった。

普段は入室できない手術室、手を当てるとモニター画面に様子が映る
普段は入室できない手術室、手を当てるとモニター画面に様子が映る

「手術は万全の態勢で行われ、X線を使う骨の手術では自分たちの身体を守るために重い衣服を着なければならないこともあり、汗だくなんです」という手術室師長の森内三和子さん。実際に衣服を身にまとい参加者もその重さにびっくりした様子だった。

せっかくの節目なのだからと、スタッフから声が挙がり、開催された同イベント。看護師、技師、医師、事務員らが総出で取り組み、来場者との触れ合いも楽しんでいた様子だった。

取材・文・写真/岡田由佳子

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