日本初のフェルメールが京都に

2015.10.23 21:25

ヨハネス・フェルメール《水差しを持つ女》が展示されるのは風俗画家たちの部屋で

(写真3枚)

10月24日から「京都市美術館」で『フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちー世界劇場の女性ー』が開催。オランダ絵画を代表する作家、ヨハネス・フェルメールの《水差しを持つ女》とレンブラント・ファン・レインの《ベローナ》が日本での初展示とあって注目を集めています。

オランダでもっとも芸術文化が発展し、黄金時代と呼ばれた17世紀に焦点を当てた今回の企画展。アメリカの「メトロポリタン美術館」、イギリスの「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」、オランダの「アムステルダム国立美術館」など名だたる美術館の協力を経て実現した、貴重な内容となっています。

宗教画や歴史画が中心だったヨーロッパで、風景画、風俗画、静物画など、生活に密接した作品が主流だった17世紀のオランダ。貿易で最も潤った時代で、市民も家に飾る作品を買い求めたという背景があったそう。そして、繁栄の象徴でもある牛が描かれた風景画、欲しいけれど買えない高価なものを描いた静物画など、当時の人々の願望を反映されているのも面白いところです。

建築画家、海洋画家、肖像画家など各ジャンルによって展示される、全部で約60点
建築画家、海洋画家、肖像画家など各ジャンルによって展示される、全部で約60点

当時は星の数ほど画家がいたと言われ、黄金時代だけで何百万もの作品が生まれたとか。差別化が必要となり、建築がを専門としたり、同じ風景画でも水辺を得意としたり、自分の持ち味を生かした画家など、秀でたほんのひと握りの作家の作品だけを現在も楽しむことができます。なかでもレンブラントとフェルメールは構図、色彩、光の表現力によって今も愛され続けている理由を感じることができるでしょう。

今回の企画展ではメインとなる2作品はもちろんですが、レンブラントの弟子にも注目を。フェルメールが影響を受け、若くして亡くなったというため10点も現存しないと言われるカレル・ファブリティウスの作品2点も鑑賞できます。

『フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちー世界劇場の女性ー』

期間:2015年10月24日(土)〜2016年1月5日(火)
時間:9:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:京都市美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町124)
料金:一般1,500円、大・高1,200円、中・小600円
電話:06-4950-7555

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