エレベーターのボタン1000個が押し放題!? 子どもの夢を叶える施設が話題「すっげーワクワクする」「いい大人だが押したい」
カテゴリ:企業

子どもはなぜかエレベーターのボタンを押したがります。「押していいよ」と言っても押せるのは1つだけ。ところが、1000個のボタンを押し放題という夢のような場所があるとTwitterで話題になっています。
「工場見学後の『1000のボタン』の様子、ちびっ子の『押せるボタンは全て押す』という決意が伝わってきてとてもいいです」
とツイートしたのは「島田電機製作所(@shimax_hachioji)」(東京都八王子市)アカウントです。島田電機製作所は、エレベーターを呼ぶときに押すボタンや、カゴ内の階数ボタンなどをオーダーメイドでつくる創業88年の会社。ツイートされた日は、緊急事態宣言を受けて休止していた工場見学再開の日でした。巨大なステンレスパネルに、さまざまなデザインのボタンがずらりと並ぶ「1000のボタン」は、工場見学の目玉です。
ツイートされた写真は、11段ほどある「1000のボタン」のうち、子どもが届いたであろう下4段のボタンが全て押されて光っています。「身長いっぱい頑張って押した様子が見えるのがまた良いですね」「子供のボタン押したい欲ってなんなんでしょうかね 俺もそうでしたが」と、押した子どもの気持ちを想像してほっこりした空気に包まれています。
さらに大人からも、
「こんなんあったら いい大人だが 押したい衝動に駈られてしまう」
「うちの壁をこれにリフォームしたい!!」
「ものすごく私が行って押したい!」
「すっげーーワクワクする!! 押し心地とか比較したい!!」
というコメントが集まって、ツイートは17万以上の“いいね”がつきました(10月21日現在)。

「1000のボタン」について、島田電機製作所のツイッター担当者さんに聞きました。
──写真のボタンを押したのは、何歳くらいの子だったのですか?
1歳前後と3歳前後ほどのお子様とお母様がご来社されました。3歳前後のお子様がたくさんボタンを押していました。人見知りもあってか、話しかけに応じることもなく、ボタンを押すことに集中しており、1000のボタンの下の段を制覇するまで黙々とボタンを押し続けていました。最後に押し忘れのチェックも行っていました。
──達成したのですね! 上のボタンはお母様が?
お母様が押したものもありますが、お母様がお子様を抱え上げて、お子様自身で押したボタンもあります。
──これまで印象に残っているボタンの押し方はありますか?
どのお子様にも共通しているのですが、小さいお子様が、目一杯背伸びをしてギリギリの高さのボタンを押している姿が毎回印象的です。

──想像するだけでも可愛いです。1000個のボタンが並ぶ景色が圧巻です。
実は1048個あります。可能な限り多様なボタンを利用していて、上海やヨーロッパなどの世界中で使われているデザインのボタンであったり、弊社にてオリジナルで作ったボタンもあります。オリジナルの「絶対押すな」ボタンは、絶大な人気があります。
──押してもいい「絶対押すな」ボタンなんですね(笑)。「1000のボタン」はなぜつくることになったのかしら?
エレベーターのボタンが好きな方は意外とたくさんいるようで、特にお子様を持つ保護者の方からは、お子様がエレベーターのボタンからなかなか離れないことが悩みであるということを聞きました。そこで、弊社の特色を活かしながら、何かインパクトのある展示ができないかと考え、「1000のボタン」を企画しました。
──工場見学はいつから行っているのですか?
工場見学は2018年ごろから行っております。「1000のボタン」を取りつけたのは、2020年の夏ごろです。もともとは、地域交流を行いたいということと、実際に弊社が作った製品を利用するお客様と触れ合いたいという気持ちから始めました。弊社はBtoB企業であるため、実際に弊社の製品を利用するエンドユーザーの声を聴く機会はなかなかありません。工場見学では、そんなお客様から温かいお声やモノづくりに対する驚きの感想を頂けるので、社員の自信にもなり、エンゲージメントが高まるきっかけにもなっています。

──「1000のボタン」の見てもらいたいところは?
ボタン1つだけでは大した光量ではないのですが、1000個のボタンが全部つくと結構明るくて綺麗ですので、是非全部点灯していただきたいです。また、エレベーターのボタンはユニバーサルデザインを取り入れたものですので、誰にでも使いやすいようなデザインを実感していただけると嬉しいです。
──さまざまなボタンが全部点灯している写真もとても綺麗です。マスコットキャラクターのボタンちゃんや、終業後に社員が無料でお酒が飲める「ボタンちゃんBar」があるなど風通しの良さそうな会社ですね。
弊社では、仕事の自分とプライベートの自分を分けない働き方を目指しています。仕事の中でもプライベートと同様に自分らしさを発揮できる環境を作るために、社員が楽しめるようなイベントや取り組みを積極的に行っています。

──ツイートが話題になりました。
まさか弊社のようなスーパーニッチ中小企業が、こんなにもたくさんの方に注目していただき、驚きと共に大変嬉しく思っております。これからも、一般のお客様が楽しめるような企画や取り組みなど、積極的に行っていきたいです。
◇ ◇

工場見学は「モノづくり見学コース」と「ボタン押しまくりコース」があります。残念ながら工場見学は、来年の6月まですでに予約がいっぱいです。見学日の追加などが出た場合はツイートで告知されますので「1000のボタン」を押してみたい方はチェックしてくださいね。
■島田電機製作所 https://www.shimada.cc
取材・文/太田浩子
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