高良健吾「奥にある繊細さや鋭さを大切にしたい」…芥川龍之介をモチーフにした人物演じる【ブラッサム】

3時間前

『ブラッサム』より。秋山格之介役の高良健吾(C)NHK

(写真4枚)

NHK連続テレビ小説『ブラッサム』で、文壇の寵児・秋山格之介を演じる俳優の高良健吾。出演が決まった際の思いや、主人公・珠(石橋静河)との関係性についてコメントを寄せた。

■ 朝ドラは3作目、おひさまは「俳優として変わることができた作品」

高良が朝ドラに出演するのは、23歳のときに参加した『おひさま』、その後の『べっぴんさん』に続いて今回が3作目となる。

「とにかくうれしかったです。朝ドラは、僕の中で特別なものです」と語る高良。初出演となった『おひさま』については、「一つの役を1年かけて演じていくこと、同じ現場でチームとして作りあげていく幸福感や、放送が始まると視聴者の方からの反応を受け取れることにも感動して、僕自身が俳優として変わることができた作品だと思っています」と振り返る。

『ブラッサム』より。秋山格之介役の高良健吾(C)NHK
『ブラッサム』より。秋山格之介役の高良健吾(C)NHK

その後に出演した『べっぴんさん』でも、朝ドラならではの特別なものを感じたという高良。「それを30代後半になった僕がもう一度『ブラッサム』で経験できるということが、とてもうれしいです」と、再び朝ドラの現場に参加できる喜びを明かした。

■ 珠に影響を与える文壇の寵児・秋山格之介を演じる

高良が演じる秋山格之介は、鋭い洞察と独自の感性で名をはせる文壇の寵児。『羅城門』『蜘蛛の巣』などを代表作に持つ作家で、これから主人公の珠にも影響を与えていく人物だ。

高良は秋山について、「作家としてどう悩み、何を貫くのか。その生きざまを珠に見せていくことが、この作品の中での僕の役割だと思っています」と説明。自身の立ち振る舞いや珠との接し方を考えながら演じているという。

『ブラッサム』第21回より。(C)NHK
『ブラッサム』第21回より。秋山格之介役の高良健吾(C)NHK

また、秋山は芥川龍之介をモチーフにした人物だが、実在の作家をそのまま演じるのではなく、「奥にある繊細さや鋭さのようなものを大切にしたい」と話す。

実は、高良は『ブラッサム』と同じ時期に、NHKの特集ドラマ『手塚治虫の戦争』で漫画家・手塚治虫役も演じていた。そのことを知った珠役の石橋静河から「魂の強いお二人を、どちらも演じて」と声をかけられたそうで、高良は「その『魂が強い』という言葉がおもしろいなと思いました」と語っている。

■「常識、普通、当たり前という価値観で主人公を判断しないで」

主人公・珠を演じる石橋静河については、「この時代を生きる女性としての強さや厳しさがある」と評価する。

『ブラッサム』より。珠(石橋静河)と出会う秋山格之介(高良健吾)(C)NHK

「一つひとつの表情やしぐさにその強さがあって、見ていてすがすがしさがあります。あのたたずまいは、簡単にできるものではないですし、とてもすごいことをしているのではないかと思っています」。さらに、石橋が演じる珠の積み重ねが、加賀まりこ演じる1980年代の珠へとつながっていく点も見どころだという。

最後に、視聴者に向けて「秋山は、珠のことをきっと『面白い女性』だと思っていて、それこそ『魂の強さ』みたいなものを感じていたような気がします」とコメント。

そのうえで、「『常識』『普通』『当たり前』などという価値観でこの主人公を判断しないでほしいなというのはあります。自由に、朝から楽しんでご覧ください」と呼びかけた。

『ブラッサム』の放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。

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