元宝塚歌劇団トップ「涼風真世」、10年ぶりに大阪・梅田のタワーレコードに登場…山崎育三郎・城田優との新曲秘話も披露

2時間前

10月3日に開催された「タワーレコード梅田NU茶屋町店」でのインストアイベント

(写真8枚)

数々のミュージカルに出演し、歌手・声優としても活躍している元宝塚歌劇団月組トップスターの涼風真世が、10月3日に「タワーレコード梅田NU茶屋町店」(大阪市北区)に登場。10年ぶりのインストアイベントを開催し、ニューアルバムについて語るなど、ファンと交流した。

■自分の中では横顔やシルエットが好き

45周年アルバム『Fairy 妖 –Ayakashi–』が、10月14日にリリースされるのを記念し、アルバム『Fairy』(2016年発売)以来の同店でのイベントが実現。

5年ぶりのアルバムには、宝塚時代に妖精パックを演じた『PUCK』の曲、『エリザベート』『レベッカ』などのミュージカルナンバー、シルヴェスター・リーヴァイ氏作曲の日本初披露曲「セレナーデ」、山崎育三郎×城田優の書き下ろし「ゆらぎ」等の新曲3曲を含む、全12曲が収録されている。

新譜の全曲アレンジや、ライブの音楽監督を務める三枝伸太郎氏との対談が、スペシャルフォトブックに。「三枝さんからはいつも正解な答えが返ってくる。100%信頼しています」(涼風)
新譜の全曲アレンジや、ライブの音楽監督を務める三枝伸太郎氏との対談が、スペシャルフォトブックに。「三枝さんからはいつも正解な答えが返ってくる。100%信頼しています」(涼風)

涼風は見本として出来上がったアルバムを、「子どものような、大切な宝物です」と愛おしそうに見つめてトークを披露。通常盤(CD)と限定盤(CD+Blu-ray+スペシャルフォトブック)、それぞれジャケットをどの写真にするか悩んだと言い、フェアリー感が出ている通常盤のジャケットは、「後ろの白いところが羽根に見えたらいいな」と、デザイナーと相談して決めたという。

ハットを目深にかぶったクールな横顔ジャケットの限定盤については、「特に自分の中で、正面よりも横顔やシルエットが好きなので、それを限定盤に選びました」と明かした。

初回限定盤はCD+Blu-ray+BOOKの豪華セット。 9900円(税込み) VIZL-2551。BOOKにはリーヴァイ・城田・山崎など各氏からのコメント、三枝伸太郎氏とのロング対談、45年間の詳細年表などを掲載
初回限定盤はCD+Blu-ray+BOOKの豪華セット。 9900円(税込み) VIZL-2551。BOOKにはリーヴァイ・城田・山崎など各氏からのコメント、三枝伸太郎氏とのロング対談、45年間の詳細年表などを掲載

この日は、10月24日に「ビルボードライブ大阪」で開催される45周年記念ライブ『Anthology 妖~あやかし~』に向けて作った、オリジナルの法被を着ていた涼風。変わらない美しいスタイルで何度も立ち上がり、「ビクターのレコーディングスタジオに通うのが楽しかった」と、行く途中に散歩したり、鼻歌を歌いながら帰っては、録音した声を家で聴いて反省もしつつ充実した日々を送ったことを打ち明ける。

また、新たに歌声を再録したオリジナル曲「この風の向こうまで」は、「最初はひとりに話しかけるように歌っていたけれど、今年『ビルボードライブ横浜』でお客さまの前で歌って、みんなのために歌いたいとひらめきました。ぜひ(アルバムで)新たな声を聞いてください」と告げると、温かい拍手が起こった。

■巨匠の日本初披露曲や、山崎育三郎×城田優の書き下ろしも

「45周年だし、と無理を承知でお願いしたら叶いました」という、シルヴェスター・リーヴァイ氏作曲の「セレナーデ」は、氏が10代に作曲した原曲に、新たな日本語詞(作詞/竜真知子)をつけた日本初披露曲。

リーヴァイ氏が曲を提供してくれたことに感謝を述べ、「装飾をせず、音符にあるリーヴァイさんの気持ちを大切に、ストレートに歌った方が皆さんに届く」という気づきのもと、収録したという。

また「ゆらぎ」も、涼風のセルフプロデュースアルバムならではの新曲。これまで共演経験のあるふたり、山崎育三郎に作詞を、城田優に作曲をお願いするのは、「45周年の夢でした」と語る。会場でこの曲の一部が初めて披露されると、柔らかな声色にファンは聴き入り、涼風は曲に合わせて体を揺らしていた。

「いっくん(山崎)がトートを演じているときに、 (舞台袖で)作詞の話を突然おっしゃって」。『エリザベート』のゾフィー役として扮装していた涼風は、一瞬なんのことかわからなかったそうで、すぐさま「本当に!? いっくん、ありがとう!」と伝えたという。山崎は初の作詞提供に。

城田は「ゆらぎ」のボーカルディレクションもおこない、「妥協をしない方で、(涼風のクセの)すべてを取り払った声にしたかった」とレコーディングを導いた。「城田優先生によって新境地を開くことができました」と感謝。

また、最初に届いたデモ音源が、城田の歌声で入っていたと言い、「これは城田さんが歌ったほうがいいのでは、というぐらい素晴らしい音源でした。私も頑張って歌い、自分のものにできるようにします!」と、24日のビルボードライブに向けて意気込んだ。

イベント終了後、タワーレコード梅田NU茶屋町店の一角にサインをする涼風
イベント終了後、タワーレコード梅田NU茶屋町店の一角にサインをする涼風

一人ひとりへの特典お渡し会では、「何を食べて帰りますか?」と問われて「いか焼き!」と涼風が答えるなど、和やかな会話が繰り広げられていた。歌声は「あやかし」のように異次元だが、人間味あふれる人柄が伝わるイベントとなった。

◇ ◇

涼風真世45周年記念アルバム『Fairy 妖 -Ayakashi-』は、通常盤3300円、生産限定盤(CD+Blu-ray+92ページにわたるスペシャルフォトブック) 9900円。10月14日にリリースされる。

取材・文/小野寺亜紀

最後は涼風と来場者との記念撮影。「昔、妖精。今――」の掛け声に、「ようか~い」と応える形でのスマイルショット!
最後は涼風と来場者との記念撮影。「昔、妖精。今――」の掛け声に、「ようか~い」と応える形でのスマイルショット!
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