藤原紀香「心がヒリヒリする」サスペンス芝居に再挑戦、愛之助も8回リピート

3時間前

サスペンス演劇『罠』の会見に出席した藤原紀香(4月28日・大阪市内)

(写真3枚)

「フランスのヒッチコック」と呼ばれた劇作家、ロベール・トマの傑作サスペンス演劇『罠』。2024年に上川隆也や藤原紀香の出演で上演されたバージョンが、好評につき再演されることが決定した。初演に引き続き、物語の鍵を握る女性を演じる藤原の会見が、4月28日に大阪市内でおこなわれた。

山荘にバカンスに来ていた新婚の女性・エリザベート(藤原)が失踪する事件が発生。捜査を担当するカンタン警部(上川)が、夫・ダニエル(渡辺大)と山荘にいるときに、エリザベートが戻ってくるが、ダニエルは「まったくの別人」と主張する。彼女がエリザベート本人だという証言が集まり、さらに第2の事件も起こるなか、ラストで恐るべき真相が判明するという、謎解き要素も楽しめる密室サスペンスだ。

はじめに初演公演中の思い出を聞かれると、藤原は少し考えて「楽しい思い出というのが、あまりないです(笑)」と思いがけない一言を。しかしそれは、この作品がほかの舞台にはない特別な集中力を必要としていたからだという。

「ラストに向けて、最初から全部が計算されているので、1つのミスがとんでもないことにつながってしまうんです。だから本当に集中して、自分の心がヒリヒリしていました。こういうことは珍しかったです」と振り返りながらも、「だからこそものすごくやりがいがあり、いろんな見せ場があります。稽古で作り上げていくことがとても面白かったし、この役が回ってきたことは幸せです」と、お気に入りの作品であることを語った。

サスペンス演劇『罠』の会見に出席した藤原紀香(4月28日・大阪市内)
サスペンス演劇『罠』の会見に出席した藤原紀香(4月28日・大阪市内)

本作を演じる大変さは、サスペンスならではの「匂わせ」の難しさにあるそう。

「1つ1つの台詞や動きが、共演者にとっても観客にとっても罠になるんですけど、その配分の磨き方がゆるいとヒリヒリしない。それがやっかいだけど、イコール楽しいです」と語りつつ、「信じたことが罠だった…ということの連続で『誰が本当のことを言っているの?』とのめり込んでいく芝居。ラストを知った上で、また見直したくなる人はすごく多いと思います」と作品の魅力を語った。

ちなみにこの作品の魅力には、藤原の夫で歌舞伎俳優の片岡愛之助も見事にはまり込んだそう。「稽古期間中は台本をそばに置かないようにして、内容を聞かれてもはぐらかし続けたので、めっちゃだまされてました(笑)。まんまとハマって、8回ぐらい観に来ていて、上川さんに『また来られたんですか?!』と言われてました」と、舞台慣れした愛之助も驚かされる内容であることを強調。

サスペンス演劇『罠』の会見に出席した藤原紀香(4月28日・大阪市内)
サスペンス演劇『罠』の会見に出席した藤原紀香(4月28日・大阪市内)

さらに「関西の人はリアクションが大きくて、『(驚いたように)はぁー!?』とか聞こえたりすると『ああ、楽しんでくれてはるわー』と嬉しくなります。関西公演は特別に楽しみにしているので、見逃さんといてや!って言いたいです。思い切り“罠”にかかりに来てください」と観劇を呼びかけた。

そのほかには財木琢磨、須藤理彩、藤本隆宏が出演。演出は初演に続いて深作健太が担当する。6月の東京・中津・福岡公演、7月の高松・徳島公演を経て、大阪は7月4日・5日に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)にて上演。チケットは1万2500円で現在発売中。大阪のあとには水戸、新潟でも公演予定。

取材・文・写真/吉永美和子

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