「饒舌な自分語りw」菅田将暉演じる“軍師”が完全にオタク【豊臣兄弟】

『豊臣兄弟!』第9回より。書物を手に持つ斎藤家家臣・竹中半兵衛(菅田将暉)(C)NHK
豊臣秀吉の名参謀と言われた弟・豊臣秀長(小一郎)のサクセスストーリーを、仲野太賀主演で描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)。3月8日放送の第9回「竹中半兵衛という男」では、豊臣兄弟が名軍師・竹中半兵衛に振り回されながらも、仲間に加えるという胸熱な展開が。さらに亡くなったあとも秀長の背中を押す、直の存在も視聴者の涙を誘った。
■ 直の死を悲しむ間もなく…第9回あらすじ
小一郎の許嫁・直(白石聖)が水争いに巻き込まれて亡くなったが、小一郎は藤吉郎(豊臣秀吉/池松壮亮)に、竹中半兵衛(菅田将暉)の調略に駆り出される。それは小一郎に生きる張り合いを与えるための、藤吉郎なりの思いやりだった。
そして、織田信長(小栗旬)が美濃を攻略し、半兵衛も織田家に仕えることになるが、小一郎は直がいなければ、どんな手柄もまったく嬉しいと思えないと言って、直の墓前で刀に手をかける。

そこに直の父・坂井喜左衛門(大倉孝二)が現れ、銭を要求。直は父に、小一郎ならば無駄な殺し合いのない世を作れると言って、500文を賭けていたのだ。
小一郎は、賭けはまだ終わっておらず、必ず直に勝たせてみせると宣言。信長が拠点を移した美濃の地で「お前の見たかった世を作ってみせる」と心の内でつぶやく小一郎の前に直の幻が現れ、「私すごいなあ。小一郎なら、きっとそう言うと思った!」と笑顔を見せた・・・・・・。
■ 完全にオタク…!SNS「竹中半兵衛、早速面倒くさい」
前回の直の突然の死が衝撃的すぎて、視聴者もしんどかったが、もっとしんどいのは秀長の方だろう。しかし歴史は、心が癒えるのを待ってはくれない。直の死を悲しむ間もなく、次は竹中半兵衛攻略というミッションが浮上した。

忙しいという字は「心(忄)を亡くす」と書く通り、今は多忙な方が秀長のためだろう。秀吉が「わしにはあやつの悲鳴しか聞こえぬ」と、半泣きの声で告げる池松壮亮の演技がさり気なくも効果的だった。
SNSでも「ああ…藤吉郎は弟の悲しみをわかっているんだ」「何事もない風がダメージ大っぽくてしんどい」「仕事に没頭してないと気が狂いそうなんだろう多分」「池松さんの震え声でこっちが涙でてきた」などの心配の声が上がる一方、
ショックで部屋に引きこもってるのが、てっきり秀長かと思ったら義兄の弥助(上川周作)だったというコント的な展開には「ふさぎ込んでるのおまえかーい!」「笑っていいんかどうか分からんギャグ」と、ちょっとホッとしたような声が。

そうして、竹中半兵衛の元を訪れた秀吉御一行だけど、筆談でしか会話しようとしない引きこもりかと思ったら、殺傷能力高すぎなピタゴラ装置で、同行の蜂須賀正勝(高橋努)をあの世に送りかけるという、マッドサイエンティストな一面を早速披露。
前回チラッと登場したときは「コミュ障かな?」と思ったけど、「戦が大好きな私」を語る時はとんでもなく饒舌になるとか、視聴者が思った以上に厄介な戦争オタクだった。

SNSでも「竹中半兵衛、早速面倒くさい」「陰キャかと思ったのに自語りでは饒舌になるの完全オタクで好き」「菅田将暉、NHK大河に出てくると戦闘狂のヤバい役しかないのか?」などの喜び(?)の声があふれたが、
秀吉御一行2度目の訪問でピタゴラ装置がパワーアップしたのに至っては「改良されて殺意高まってて草」「デストラップ天丼やめろ」「『手を加えおった~~~!!』段々面白がってないか正勝」と、蜂須賀さんの反応込みで爆笑したとの声が上がっていた。
■ 豊臣兄弟に降参した理由、戦闘民族すぎる
しかしこの半兵衛ゲット作戦、半兵衛の舅である安藤守就(田中哲司)を含めた「美濃三人衆」を織田方に寝返らせるという、とんでもない副産物が付いてきた!

前回、秀長がダメ元で守就に訴えた「うちの上司は良い上司」アピールと、斎藤龍興(濱田龍臣)の半兵衛暗殺指令が奇跡の化学反応を起こした結果だったので、何事も言ってみるもんである。
その勢いで、龍興が立て籠もる稲葉山城を攻める織田軍だが、そこにはなぜか半兵衛の姿が。一度は稲葉山城乗っ取り事件を起こしたぐらいだから、龍興には好印象を抱いてないだろうし、しかも負け戦ほぼ確定なのになぜ?

と思ったら「強い人と戦ってみたかった」・・・自分の生死とか今後の出世よりも、手応えのある戦ができそうな相手と敵対する方を選ぶとか、こいつ本当に戦うことしか頭にない「頭脳系バーサーカー」だった。
このあまりにもぶっ飛んだキャラ設定に、SNSも「半兵衛、ただ戦がしたいだけで龍興に味方した」「ほんとにただ面白い戦をしたいだけで陣営とかどうでもいいんだ」「強いやつとは味方じゃなくて敵になる。この戦闘民族めwww」などと盛り上がり、
結果的に「三顧の礼」が成立して、無事秀吉の味方になると「三顧の礼、成功!」「どんな秀吉関係の創作物でも竹中半兵衛を仲間にする所はテンションぶちあがりますね」「戦がなくて暇な時は蜂須賀殿をおちょくってゲラゲラ笑って遊んでて欲しい」などの喜びの声が上がっていた。
■ 大倉孝二の「とと様」発破のかけ方最高!

稀代の軍師を自分たちの味方に引き入れ、信長も長年夢見ていた美濃を攻略。しかし、この大団円も、秀長の喪失感を埋められるものではなかった。最初に視聴者が心配していた通り、仕事が落ち着いたら大きな直ロスに襲われてしまった秀長。
再び、戦乱の世であがく理由を見出してくれたのは、豊臣兄弟と敵対関係にある直の父・坂井喜左衛門という、予想もしない伏兵だった!

亡くなる直前に「小一郎が平和な世の中を作る」という賭けを喜左衛門と行っていて、もしこのまま秀長が侍を辞めるか死ぬかしてしまうと、直の代わりに喜左衛門に掛け金を支払わねばならない。
もともとのドケチ体質と、直が自分に託した希望が掛け算となり「平和な世の中を作って、喜左衛門に絶対金を払わない」という、新たな生きがいを見出すというミラクルが起こることになった。

大倉の小憎らしいけど愛情のこもった言い方と、仲野の渾身の泣き演技もあって、SNSは「とと様なりの発破のかけ方、最高にかっこいい」「うわぁ嫌われ役を演じて背中を押すとか義父の鑑かよ!!」「直が信じた最愛の相手を信じて奮い立たせてくれたとと様本当に良すぎて号泣」「直と共にずっと見張っている…もはや『応援してる』と受け取っていいですよね?」「この2週で本当に株上がりまくりよ父様…!!いや冒頭付近も同情できる方でしたが!」などの感涙のコメントがあふれる状態となった。
■ 白石聖が再登場で、泣きのダメ押し…

そして稲葉山城改め岐阜城で、決意を新たにした秀長の前に直の幻が・・・・・・前回で完全退場かと思いきや、小一郎を「豊臣秀長」とする大事なピースをはめるかのように再登場したその姿に
「すごいな直さん、こんな形でこの先も小一郎を応援してくれる」「亡くなっても一瞬でも会えてよかった」「第一回、第二回の直とのやり取りがラストに繋がってたのにはこちらも泣かされました」など、泣きのダメ押しとなったという声が聞かれた。

前回、墨俣一夜城+秀長と直の別れを同時に描いたのに続き、今回も美濃攻略+秀長の直ロスからの復活をどっちも盛り込む贅沢な内容だった。
豊臣兄弟の立身出世物語と、秀長の身の回りで起こる事件を、1話ごとにどちらかに比重を置きながら描くのではなく、常に両方見せてしまおう! という、ある種の欲張りさが『豊臣兄弟!』の特徴かな? と思いはじめていたが、第8回&9回はまさにそういう回だった。

普通なら戦いは戦い、プライベートはプライベートと公私を描き分けたくなるだろうけど、その両方をあえて盛り込むことで、戦いと日常生活が常に交錯していた戦国の人々のリアルを体感できる・・・・・・とも言えるだろう。
信長が岐阜を取ったことで次のステップに駒を進めたように、秀長も直との別れによって間違いなく新しい人生の章に突入した。果たして次に現れる女性・慶(吉岡里帆)は、秀長をどこに導くことになるのだろうか?
◇
大河ドラマ『豊臣兄弟!』はNHK総合で毎週日曜・20時から、NHKBSは18時から、BSP4Kでは12時15分からスタート。3月15日放送の第10回「信長上洛」では、先の将軍の弟・足利義昭(尾上右近)の使いとして、明智光秀(要潤)が初登場。上洛に向けて、信長が妹・市(宮﨑あおい)を浅井長政(中島歩)に嫁がせるところが描かれる。
文/吉永美和子
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