奈良美智の大型作品、神戸・六甲山上で常設展示へ「意義があると」

『神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond』のメインビジュアル
神戸・六甲山上に点在する複数の施設を舞台にした、現代アートの芸術祭『神戸六甲ミーツ・アート2025beyond』が、8月23日より開催される。そこに現代美術家・奈良美智氏の大型作品「Peace Head」が六甲山のシンボルとして、常設展示されることが決定した。
今年で16回目となる同芸術祭。招待アーティストとなる奈良は、1990年代半以降からヨーロッパ・アメリカ・日本などアジア各地で規模に関わらず展示発表を続けてきた。印象的な絵画やドローイング作品、木、FRP、陶、ブロンズ、インスタレーション、彫刻、写真作品を制作している。
今回の奈良の作品『Peace Head』には、「傲慢になりがちな人間は、より大きな存在である自然の中の一部である」というメッセージが込められているという。
常設展示の背景に関して総合プロデューサーは「一度、過度な利用によって荒廃した後、多くの人々の努力によって豊かな自然を取り戻した六甲山にふさわしい作品であると考えます。東日本大震災を契機にマイナスをプラスに転じるイメージをもって耐久性のあるブロンズやアルミニウムという素材で立体作品の制作を開始しており、阪神淡路大震災から30年を迎える2025年に被災地である神戸に設置することは意義があると考えています」とコメント。

今年は奈良をはじめとし、約60組のアーティストによる作品が展示される。また、毎年恒例の『ひかりの森~夜の芸術散歩~』も17時から開催。大自然のなか、ライトアップされたアート作品が彩る幻想的な空間を、ゆったり楽しむこともできる。
期間は〜11月30日まで、「天覧台」「六甲ケーブル」など9会場で実施。奈良の作品は「ROKKO森の音ミュージアム」内のSIKIガーデン~音の散策路~」に展示される。山上窓口販売は昼パス大人3000円ほか。夜間イベントは9月20日以降の土日祝17時~20時まで実施。ほか詳細は公式サイトにて。
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