発売から37年、熱狂的ファンが支える「チキチキボーン」って?

1987年の誕生から愛され続けている「チキチキボーン」
子どもの頃に大好きだった思い出の味で、社会人になってお酒のつまみとして再びハマってしまった食べ物。「チキチキボーン」がまさにそれだった。
1987年に誕生した「チキチキボーン」を会話に出してみると、「懐かしい! めっちゃ好きだった!!」「冷蔵庫に常備してる」「無限に食べたい」など熱狂的ファンの声があるほどロングセラーながらも、周りには「食べたことがない」「知らない」と反応が両極端。
「チキチキボーン」は本当に人気があるのか…販売元の「日本ハム」(本社:大阪市北区)に聞いてみた。
■ 試食販売で徐々に知名度UP、広めたのは現社長!?
シャウエッセンなどで知られる「日本ハム」による、骨付きフライドチキン「チキチキボーン」。夕飯やお弁当のおかずはもちろん、おやつで食べる人もいれば、おつまみとしてお酒とともに楽しむ人などシチュエーションはさまざま。だが、どうやら共通するのは、小さい頃に「お弁当」入っていたか否かのような気がする。実際、筆者のお弁当に長らく入っていたし、テンションがあがるおかずの一つだった。

元々1983年に「チキンスティック」という名前で業務用として誕生し、1987年に現在の「チキチキボーン」という名前に変更して家庭向けに発売。そんな同商品を育てたのは、入社3年目だった同社の社長・井川伸久氏で、当時は全国各地のスーパーで年間250日以上店頭に立って試食販売し、徐々に広がっていった商品なんだとか。

通常であれば長年販売されるなかで、時代とともに味付けや素材が調整されていくものだが、「発売当初から、味を大きく変えることはなくこだわりを持って作っています。ちょっと味を変えるだけで、ヘビーユーザーの方からすぐご連絡いただくことも・・・この味を愛してくださっている方が多く、うれしいですね」と担当者は言う。

■ 中毒性抜群の味付け、骨まわりのお肉のうまみ
ファンを心を惹きつけて止まない、オリジナルブレンドによる11種類のスパイス。この「独特のスパイス」とコラボしたいという声は多く、実はこれまでに炒飯やカップラーメン、ポテトチップス、ランチパックなど、さまざまな「チキチキボーン味」の商品が販売されている(現在いずれも終売)。
また「もっと食べたい」「いろんなものをあの味付けで食べたい」という「無限チキチキボーン」を実現したい人のために、「チキチキボーンの素」なるものも存在。担当者いわく、玉ねぎなど野菜やフライドポテトにまぶして揚げるのがオススメだそうだ。
しかし魅力はそれだけではなく、「やはりオリジナルの独特のスパイスはやみつきになると思うのですが、チキチキボーンは手羽中を使っているのですが、その骨のまわりに付いているお肉のうまみも虜になるところなのかな、と思います」。
この骨というのがポイントで、絶妙な肉の付き加減の手羽中は、「三角っぽいやつ」(橈骨/とうこつ)と「四角っぽいやつ」(尺骨/しゃっこつ)の部位があり、好みが分かれる。「ニッポンハム」の社内でも「どっち派?」など話題となるそうだ。


■「もっと接点を作っていきたい」チキチキボーンのこれから
ただ、時代とともに需要はやや変化し、女子高生がお弁当でチキチキボーンを食べる際に「骨を出すのが恥ずかしい」という声が集まり、2019年には「チキチキボーン 骨なしフライドチキン」も。前述したように、骨がポイントではないのか? とは思うものの、同じ味が楽しめるとあって売れ行きは好調だそう。
さらに、2024年9月頃から順次スーパー等に並びつつあるのが「チキチキボーン味のチキンナゲット」だ。ファンからの「チキチキボーンのナゲットは作らないの?」という声から誕生。通常の「チキチキボーン」と違い、冷凍商品だが使っている独自のスパイスは同じ。やはりお弁当需要が高く、そのまま弁当に入れて保冷剤の役割にもなるという。

「新商品のチキチキボーン味のチキンナゲットのように冷凍商品もどんどん出していって、若い世代の認知度を増やしていきたいと思っています。子どもの頃にお弁当のおかずとして食べたことある人でも、やはりスーパーに行かなくなるタイミングがある。そこでまたチキチキボーンを思い出して買っていただけるような取り組みをして、接点を作っていかないとなと思っています」と意気込む。
「チキチキボーン懐かしい!」と思い出した人がいたらぜひスーパーに行ってほしいし、食べたことない人は、今なら骨あり、骨なし、チキンナゲットとあるので、好みのタイプから食べてみてほしい。
取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
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