京都から日本文化を盛り上げるイベント『ＫＹＯＴＯ ＮＩＰＰＯＮ ＦＥＳＴＩＶＡＬ ２０２３』が開幕。初日となる１０月２８日、会場の「北野天満宮」（京都市上京区）にてオープニングセレモニーがおこなわれた。

全国にある天神社の総本社「北野天満宮」を中心に開催され、日本古来の伝統と現代のエンタテインメントとの融合を目的としている同イベント。過去には初音ミクや乃木坂４６など多彩なジャンルとコラボをおこなってきたが、新型コロナウイルスの影響もあり実に４年ぶりの開催となった。

この日、一般の参拝者や海外からの観光客にくわえ、『刀剣乱舞』グッズやコラボスタンプラリーの台紙を手にしたファンで賑わっていた「北野天満宮」。セレモニーには、『刀剣乱舞』のプロデューサー・小坂崇氣氏や同作のマスコットキャラクター・こんのすけ、スペシャル応援ゲストとして俳優・高橋克典らが登壇した。

門川大作京都市長は、嵐山や伏見稲荷などの人気観光スポットを挙げ、「（観光客が）極めて部分的な場所に集中しています。まるで京都全体でオーバーツーリズムが起きているような印象がありますが、すべての場所が混雑しているわけではありません。天満宮も賑わっていますが混雑していませんし、そういったことにご理解いただき、世界の方々に楽しんでいただきたい」と呼びかけた。

５回目となる今年のテーマは「刀剣、紅葉に染まる」。刀剣を擬人化した「刀剣男士（とうけんだんし）」を育成する人気ゲーム『刀剣乱舞』とコラボ企画が多数実施される。

同イベントの開催期間は、前期１０月２８日〜１１月１０日、後期１１月１１日〜１２月３日。宝物殿や他スポットでおこなわれる各会場では、チケットが必要となる。