「西宮ガーデンズ」新館が開業へ、上層階は賃貸マンションに

2023.9.20 06:30

「プラス館」の外観。敷地面積は約2980平米。1階から3階が店舗、4階から9階はオフィス。10階から14階が居住エリア「ジオエント西宮北口」

(写真6枚)

『住みたい町ランキング』でしばしば上位にあがる兵庫県西宮市。その地の中心にあり、年間約2000万人が訪れる大型商業施設「阪急西宮ガーデンズ」(兵庫県西宮市)に新館「プラス館」が9月21日にオープンする。

「阪急西宮スタジアム」跡地の再開発の一環で2008年に本館がオープンして以来、18年には「ゲート館」と「別館」が開業している「西宮ガーデンズ」。15周年を迎える今年、新たに阪急西宮北口駅直結の「プラス館」が加わり4館体制となる。

「プラス館」は、1階と3階が飲食店やクリニック、リラグゼーションなどのテナント、4階から9階はオフィス、そして10階から14階がコミュニティ型賃貸マンション「ジオエント西宮北口」となっており、「商・職・住の一体型」がコンセプトになっている。

駅からのびる歩行者デッキが同館3階に直結しており、1階の店舗は歩道に面した造りになっているのが同館の特徴。館内に入らずとも各店へアクセスでき、各テナントが個別に営業時間を設定している。大阪や三宮の職場から帰宅する人が多いことから、アルコール販売を意識し、夜利用を主体にする飲食店を充実させたという。

9月21日に先行してオープンするのは、兵庫県初出店となる鉄板焼き「ニュー松坂」をはじめ、創作フレンチ串揚げ店「BEIGNET(ベニエ)」の新業態といった飲食店。そのほか、今秋から冬にかけて教育施設や健診センター、15分単位で誰でも利用できる個室型サテライトオフィスや金融機関、さらにピラティススタジオなどが順次開業予定だ。

「プラス館」1階に入店する世界25ヶ国に750店舗を展開する「カフェパスクッチ」の店内。コーヒーやドルチェなどカフェメニューのほかイタリア料理も楽しめる

阪急阪神不動産の専務取締役・森永純氏は「プラス館は、商業施設でありながらさまざまな役割を『プラス』している。会社帰りの人やマンションに住む人はもちろん、オフィスワーカーや事業をしている皆さんにも来てもらいたい。いろいろな層の人に『働きたい』、『住みたい』と思っていただけるような西宮市の『プラス』につながればうれしい」と語る。

営業時間は各テナントごとに設定。場所は、「阪急西宮北口駅」東口から徒歩約3分で歩行者デッキ直結。

取材・文・写真/宮口佑香

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