コント日本一を決める大会『キングオブコント２０２３』（ＴＢＳ系）に、お笑い芸人・間寛平と村上ショージによるユニット「ヤギとひつじ」が出場する。初出場ながら準決勝へ進出した２０２１年大会から、２年越しの参戦となる。

■ 即席ユニット解禁で、ベテランがタッグ

２００８年にスタートして以来、生放送される決勝戦が毎年盛り上がりをみせる同大会。２０２１年にはルール改定で「即席ユニット」が解禁されたことにより、片桐仁と青木さやかの「母と母」、ガンバレルーヤとゆりやんレトリィバァによる「ガンバレルーやんレトリィバァ」など、実力派芸人らが次々とユニットを組み話題に。

ユニット勢でもひときわ注目を浴びたのが、当時７２歳の間寛平と６６歳の村上ショージ、吉本興業きってのベテラン芸人同士がタッグを組んだ「ヤギとひつじ」だ。明石家さんまの「兄さん、出たらよろしいねん」という一言をきっかけに、あれよあれよと出場が決まったという２人。

大会の公式チャンネルで公開されている１回戦密着動画（２０２１年）では、若手芸人に混じって舞台袖でスタンバイする姿も。動画内では真剣にネタ作りに取り組んだと話し、「今の時代に合ったネタ。１０代の子が笑うネタ」「中年層から上は全部捨てました」と語っていた。

■ 初出場で準決勝へ、魅せたベテランの力

２０２１年大会には３０１５組が参戦。そのなかで、初出場ながら準決勝まで駒を進める快進撃を見せた注目ユニットが、約２年ぶりに復活する。過去に準決勝まで進出したグループは１回戦を免除されるという大会の規定により、今年は２回戦からの参戦となっている。

「ヤギとひつじ」が出場する７月２６日の２回戦には、大阪・東京の２会場で同じくシード組からヨネダ２０００、セルライトスパ、トンツカタン、１回戦から勝ち上がったザ・プラン９、怪奇！Ｙｅｓ どんぐりＲＰＧ、ラランドなどいずれも賞レースなどでも活躍してきた強者たちが揃う。

熾烈な戦いが予想される同大会だけに、平均年齢７０歳というベテランユニット「ヤギとひつじ」の動向から目が離せない。

文／つちだ四郎