10代にしてロックスターたる風格、WENDYが目指す地平線

2023.6.21 19:30

ヴィンテージなロックの香りと風格に満ちた4人組バンド・WENDY

(写真4枚)

10代とは思えない新旧のロック・クラシックスを踏まえた音楽性とパフォーマンスによって注目を高めているWENDY。英国やロシアをルーツにもつメンバーが在籍してることからナチュラルに英語詞で歌い、結成当初から世界進出を視野に入れていた彼らが放つゴリゴリのサウンドの魅力は、マネスキンなどのロック・リバイバル的な流れとも合致するものと言えるだろう。

メンバーは、Skye(Vo、G)、Paul(G)、Johnny(B)、Sena(Dr)の4人で、全員が東京・世田谷区在住。18~20歳ながらすでにロックスターたる風格を漂わせる彼らに、結成から現在にいたる流れや、同世代では珍しい音楽的なルーツについて語ってもらった。

取材・文/吉本秀純 写真/Ayami

◆「そろそろ更生しようとバンドを組んだ」(Skye)

──結成は2020年10月とのことですが、どんな感じで出会ったんですか?

Skye「そもそもSenaと俺は中学生の頃から仲が良くて、JohnnyとPaulは高校が一緒で同じ軽音部に一瞬だけ入っていたんです。ただ、そのときは何もしなかったけど(笑)」

Sena「合う人がいなかったんですよね」

Skye「それで、Senaと俺は学校を辞めて、外でずっと友だちと遊んでいて。JohnnyとPaulも学校にはほとんど行ってない感じで。で、俺とSenaは歳が1つ上なんですけど、地元で1歳下のグループが暴れていて、そこと喧嘩になりそうって話が流れてきて。Johnnyは向こうのグループだったんですけど、喧嘩になる前に話をしようと1人で来たんですよ。そのときに初めて会ったんですけど、KISSのTシャツを着ていたので『え、好きなの?』と」

Johnny「そこでちょっとロックの話をして、お互いに仲良くなりましたね(笑)」

左から、Paul(G)、Sena(Dr)、Johnny(B)、Skye(Vo&G)の4人

──1973年代結成のハードロックバンド・KISSのTシャツのおかげで、Z世代のグループの衝突が回避されたと(笑)。

Skye「そうです(笑)。その後はどっちのグループも仲良くなって一緒に遊んでいたんですけど、そろそろ更生しようと、この4人でバンドを組むことにしたんです」

Paul「やんちゃなことをしている場合じゃなくて、もっと別の方向に力をいれようと」

Skye「そう、そんな感じです(笑)」

──更生のために始めたというのは、ロック・バンドとして素敵なエピソードです(笑)。そんな4人が鳴らすサウンドですが、70~80年代の洋楽ロックからの影響をストレートに感じさせます。今の10代のバンドとしてはかなり渋い路線ですよね。

Skye「そうですね。50sからモダンまで全部できるので、振れ幅は広いですね。ルーツは洋楽のロックなのでそこはキープしながらも、現代の人たちが聴きやすいサウンドにしています」

WENDYの2nd Digital Single『Devil’s Kiss』(2022年7月26日リリース)

──メンバー全員2000年代の生まれですが、同年代でヴィンテージなロックをちゃんと踏まえている人というのは、あまり周囲にはいなかったんじゃないですか?

Skye「いなかったですね。だからこの4人が集まったこと自体が奇跡だなって。お互いにいろんなものを聴いていたので、知らなかったことはJohnnyとPaulから学んだり」

Sena「僕は昔のロックに接していなかったので、この3人から教えてもらって好きになりましたね」

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