大雨洪水警報の奈良市、1泊1000円の避難支援制度を適用

2023.6.2 18:45

奈良市役所(奈良市二条大路南)

(写真1枚)

奈良県の危機管理課は6月2日、大雨洪水警報の発表にともない、令和5年6月2日・昼3時から「宿泊施設の避難利用支援制度」の適用を開始した。

この制度は、台風や大雨などの災害のおそれがあるときに、避難が必要であると奈良市が判断した場合に発せられるもの。奈良市内の住んでいる人を対象に、市内のホテル・旅館の空室を避難のために一律の料金(ひとり1000円)で利用できる。

今回は、7つのホテル(春日ホテル、ホテルアジール・奈良、ホテル日航奈良、ホテル・葉風泰夢、ホテル花小路、ホテル天平ならまち、ホテルリガーレ春日野)が対象。ただ、空き部屋を利用した制度のため、宿泊状況により予約が取れない場合もある。

利用希望者は、上記ホテルに電話にて予約のうえ、チェックインの際に利用料ひとり1000円(1回分)を前払い。食事や駐車場の利用は、宿泊施設に別途支払いが必要。災害時に限った緊急時の制度のため、予約やチェックイン方法がホテルにより異なる場合がある。

また、災害のおそれが低くなった場合は、同制度によるホテル・旅館への避難利用の終了を奈良市の公式サイトにて発表するという。

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