タイ発のホテルグループ「デュシット・インターナショナル」が手掛けるホテルが日本に初上陸。京都・四条烏丸エリアにて、「ＡＳＡＩ京都四条」（京都市下京区）が６月１日より開業する。

タイで創業し、いまやアジアを中心に１６カ国で人気を博している同ホテルグループ。初の日本進出となる「ＡＳＡＩ」は、一番新しくできたカジュアルラインだ。

エントランスでは、タイ人スタッフが「サワディーカ（こんにちは）」とにっこりお出迎え。中へ進むと清水寺をイメージしたバーカウンターや、タイの調味料が飾られたインテリアが並ぶ。客室は畳の小上がりがある和風の設え、併設レストランでは本格タイ料理が味わえるといった、日本とタイの折衷スタイルが新鮮だ。

また、滞在中は日本文化を知るアクティビティも体験可能。伝統的文様を手刷りする「京からかみ体験」や、茶道家から作法が学べる「茶会」がおこなわれる。

同社ＶＰホテル開発のシラデジ・ドナバニックさんは、「日本での開業は創業者である祖母の夢でした。歴史ある京都でオープンできて光栄」と念願叶った喜びを表現。周辺の街と文化を楽しむためのホテルがテーマだと語り、「京都の良さを伝えるアンバサダー的な存在を目指します」と意気込んだ。

今後は同社が所有する茶畑や農園での収穫体験や、オリジナルグッズの販売も構想中だという。宿泊料金は１万３３１０円〜、各種体験の参加費やスケジュールは問い合わせを。