幼いころから植物を愛する主人公・万太郎が故郷の土佐を出て植物学者を目指す連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月１８日に放送された第３４回では、万太郎が大学に通うことが決まり、長屋の住人・丈之助は動揺を隠せない（以下、ネタバレあり）。

東京大学の植物学教室に出入りすることを許可された万太郎（神木隆之介）。同じ「クサ長屋」の住人・丈之助（山脇辰哉）はにわかには信じられない様子だが「明日追い出されるとしても、居ていい間はがんばれ！」とエールを贈る。

大学に通い始める日の朝、万太郎は植物学教室への手土産を買うため和菓子屋「白梅堂」に立ち寄る。想い人・寿恵子（浜辺美波）に菓子を包んでもらった万太郎は、寿恵子の好きな花が「牡丹」であることを知るのだった。

今回の放送では、万太郎が大学に通えることを知った丈之助が、複雑な心境を抱えつつも万太郎を激励するシーンが描かれた。故郷・尾張で「神童」と呼ばれながら、東京大学で落第生となってからは挫折の日々を送っていることが明らかとなった丈之助。

万太郎の境遇に思うことはありながらもエールを贈る丈之助の姿に、ＳＮＳでは「丈之助さん偉いなあ。悔しい気持ちと葛藤したんだ」「現実は甘くない、だからこそ丈之助さんの『頑張れ！』が染みる」「丈之助さんええ人やった･･･」など感動の声が相次いだ。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月１９日放送の第３５回では、万太郎が持つ植物の知識の深さや植物画の巧みさに、田邊教授（要潤）や学生らが驚く。