韓国発のアイウェアブランド「ＧＥＮＴＬＥ ＭＯＮＳＴＥＲ（ジェントル・モンスター）」が４月２６日、百貨店「阪急うめだ本店」（大阪市北区）に日本初出店を果たした。入店する３階フロアで異彩を放つ、動く巨大なオブジェは、思わず二度見をしてしまうほどのインパクトで、初日から写真を撮る客の姿が見られた。

韓国・ソウルをはじめとする全世界６５店のフラッグシップストアを持ち、Ｋ-ＰＯＰグループ・ＢＬＡＣＫＰＩＮＫのジェニーがブランドアンバサダーを務める同ブランド。韓国の俳優やアイドルたちが着用したことで人気に火が付き、注目を集めている。

店内には２万円代後半からのアイウェアが約１７０種揃い、個性的なカラーに精巧なディテール、エッジの効いたデザインが特長だ。オープン時には「メゾンマルジェラ」とのコラボアイテムも数量限定で登場し、ファンが行列を作った。

そして店内中央には、「ジャイアントヘッド」と呼ばれるオブジェが鎮座。イギリスでも話題となったこのオブジェは、顔と目の部分がどこか儚げに動き、読み取れない表情に思わず目を奪われてしまう。

同ブランドは店舗デザインを担当している社員が全体の約３割を占めるほど「売り場作り」に重きを置いており、今回の出店にあたって、２３坪の店内でブランドの世界観を最大限に表現するために何度もシミュレーションを重ねたという。

同百貨店のワールドコンテンツ開発担当の姜世求（カン・セグ）さんは、「『ＢＯＬＤ』という少し奇抜な新作を置いてみたのですが、意外とかけてみるお客さまが多くて。コロナ禍で旅行ができず、その間に人々の生活のなかでＳＮＳが浸透し、若い世代では国を超えての憧れが高まってきたように感じます。日本初上陸のブランドを、このようにオフラインの店舗として構えることができて、すごくうれしいですね」とコメント。場所は「阪急うめだ本店」３階、営業時間は朝１０時〜夜８時。