宇崎竜童ら700組、大阪・高槻で入場無料のジャズフェス

2023.4.23 09:15

『高槻ジャズストリート』過去開催の様子

(写真7枚)

5月3日、4日に大阪の阪急「高槻市」駅・JR「高槻」駅周辺にて、音楽フェス『第25回 高槻ジャズストリート』が開催される。

■ 入場無料で、誰でも自由に楽しめる2日間

『高槻ジャズストリート』は「高槻を音楽があふれる楽しいまちにしよう」という思いから、1999年に始まった音楽フェスティバル。毎年ゴールデンウィークの2日間に開催されており、今年で25年目を迎える。

会場は、駅前広場や高架下広場、デパートの屋上、芸術文化劇場や公民館、公園、小学校中学校のグランド、カフェやバー、神社、バスの車内まで、実に60カ所近くで、すべてが入場無料。駅に降り立った瞬間から、街中のいたる場所で音楽が奏でられ、誰もが自由にそれを楽しむことができる。ここまで親しみやすくてオープンな音楽フェスは、日本中どこを探してもほかにはないはずだ。

さらに同イベントの最大の特徴が、すべてをボランティアで企画・運営していること。学生からシニア世代まで、年齢も立場もさまざまな人が集まり、イベントの発案から資金集め、ミュージシャンへの出演交渉、会場運営や交通整理、グッズ販売、まかないやゴミの分別までを自分たちの手で作り上げていく。まさに市井の人々による、市井の人々のための手作りフェスなのだ。

■ ライブ以外に、フリーマーケットや屋台なども

気になる出演陣は宇崎竜童、原田真二、日野皓正、山中千尋といったビッグネームから、知る人ぞ知るアマチュアバンド、在日米陸軍軍楽隊や高校のバンドまで、約700組。当日は文字通り、街全体が音楽一色になるため、お目当ての人を目指していくのはもちろん、ぶらぶら歩きながら聞こえてきた音楽を目指していくのも一興。

『高槻ジャズストリート』過去開催の様子

ライブ以外にも、フリーマーケットや屋台、アーティストによる作品の展示販売や各種ワークショップなどの催しもあるので、ジャズはあまり詳しくないという人もお祭り気分で楽しめる。なにより、出演者もスタッフもお客さんも、みんなが心からこのイベントを楽しんでいるのが伝わってきて、いるだけでハッピーな高揚感に浸れるのだ。

この熱気を一度でも味わえば、誰もがやみつきになるはず。買い物をしたり、公園で遊んだりといった日常と地続きにある音楽を再発見しに行きたい。

文/井口啓子

『第25回 高槻ジャズストリート』

日程:2023年5月3日(祝・水)・4日(祝・木)
時間:10:00〜
会場:JR高槻駅、阪急高槻市駅周辺、ほか全60会場
料金:無料

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