京都・亀岡市がメタバースに着手、ゲーム感覚で歴史文化を疑似体験

2023.4.1 10:00

アバターを選んで、かつての城下町や亀山城などを散策できる

(写真4枚)

四方を山に囲まれた自然豊かな町として知られる京都府亀岡市。同市の自然をはじめ、歴史文化が「メタバース」によって体験できる『亀岡バーチャルヒストリア』が3月29日より公開された。

同市が所蔵する文化財や歴史資料をデジタル化する「デジタル文化資料館」という取り組みの一環。歴史文化をデジタル化することで、劣化を防ぎ半永久的に後世に伝える狙いがある。

メタバースとは、インターネット上に作られた仮想空間のこと。『亀岡バーチャルヒストリア』では、江戸時代の地元城下町や、現在は見られない「亀山城天守」などを3Dで再現し、ネット上で歴史文化に触れられるようになっている。

京都府亀岡市が公開したメタバース空間「KAMEOKA VIRTUAL HISTORIAー亀岡バーチャルヒストリアー」

大きな特徴は、アプリなどのダウンロードの必要がないこと。手持ちのパソコンやスマートフォンで自由にアクセスが可能のため、誰でも気軽に参加できる。同サービスを手がけたメタバースなどを開発する「stu」の黒田貴泰社長によると、現在のメタバース体験は「アプリ登録」や「会員登録」などが主流のため、亀岡の例は非常に先進的という。

ユーザーは、各所に散らばった歴史文化を収集したりキャプチャしたり、ゲーム感覚でかつての亀岡を散策。最先端のスキャンニング技術を活用しているため、実物を撮影した仏像は特に完成度が高いという。

同市の桂川孝裕市長は、「亀岡にある2500以上の文化財をデジタル保存していきたい。今は見られない天守閣や年に一度公開している金剛寺の襖絵などもメタバース空間で見られるため、亀岡の魅力をより高められると感じている。今回の取り組みが、亀岡に足を運ぶきっかけとなれば」と期待を込める。

『亀岡バーチャルヒストリア』は、同市の公式サイトから誰でも利用可能。

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