「語彙力消える」壮観な恐竜博が大阪に、日本初公開の化石も
史上最高の完全度と謳われる鎧竜(よろいりゅう)ズールの実物化石を中心に、「攻・守」の観点から恐竜たちの進化を読み解く特別展『恐竜博2023』が、「大阪市立自然史博物館」(大阪市東住吉区)で7月7日より開催される。
究極の防御のためにトゲやプレートを進化させた装盾類と、そのような防御に対抗した肉食恐竜の対比を、臨場感ある展示で体感できる同展。先立って開催された東京会場では、SNSで「語彙力消えるクオリティ」と、その展示構成を絶賛する声が多く上がっていた。
「守」を代表する恐竜として取り上げられるのが、全身実物化石が日本初公開となる「ズール・クルリヴァスタトル」。肉食恐竜の骨を破壊するような強力な尾が特徴であり、ズールと同時代に生きた「ゴルゴサウルス」(ティラノサウルス類)との2体の全身復元骨格が相対して展示され、生きていたときの姿のような迫力で観覧できるという。
一方、「攻」では6600万年前の良好な保存状態で残されたティラノサウルス・レックス「タイソン」の全身骨格や、2022年に新種と発表された「マイプ・マクロソラックス」の実物化石が世界初公開される。最前線の研究や恐竜絶滅の謎にも迫り、恐竜をあまり知らない人はもちろん、恐竜好きな人も新鮮な気持ちで楽しめそうだ。
期間は9月24日まで、会場は同博物館「ネイチャーホール」。入場料は大人2200円、小・中・高校生600円ほか。開館時間は朝9時30分~夕方5時(入場は閉館の30分前まで)。月曜休(祝休日の場合はその翌日、8月7日・14日は開館)。
『恐竜博2023』
期間:2023年7月7日(金)〜9月24日(日)
時間:9:30~17:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:大阪市立自然史博物館「ネイチャーホール」(大阪市東住吉区長居公園1-23)
料金:大人2200円、小・中・高校生600円ほか
電話:06-6697-6221
※月曜休(祝休日の場合はその翌日、8/7・14は開館)
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