尾野真千子が助演女優賞、役作りは「ちょっと簡単でした(笑)」

2023.3.5 17:25

映画『サバカン SABAKAN』で助演女優賞を受賞した尾野真千子(3月5日・大阪市内)

(写真1枚)

映画祭『大阪シネマフェスティバル2023』の授賞式が3月5日、大阪市内で開催され、助演女優賞には映画『サバカン SABAKAN』に出演した尾野真千子が選ばれた。

イルカを見るために冒険に出かける少年2人とそれぞれの家族の物語を描いた同映画。尾野は2022年『茜色に焼かれる』の主演女優賞に続き、2年連続の受賞となった。

授賞式で尾野は「こういう賞は何度いただいてもうれしい。連続受賞もうれしい。関わってくださったみなさまに感謝です」と深くお辞儀。新人男優賞を受賞した番家と親子を演じたことを踏まえ、「監督が自由にやってくれて良いとのことだったので、ぱしっといかせていただきました。子どもたちも叩いて大丈夫ということだったので、手加減なしにいかせていただきました」と「肝っ玉母ちゃん」ぶりを見せていた。

また授賞式には息子役をつとめた番家も登壇していたこともあり、授賞式の最中に会話をする場面も。司会の浜村から尾野の印象を聞かれた番家は、「やさしく接してくれて、本当のお母さんみたいでした」と笑顔を見せていた。

番家の話を照れくさそうに聞いていた尾野は最後に、「息子役の2人が本当の兄弟のため、親としての役作りに苦労がなかった。私たちは彼らに親にしていただいたと思う。(そういう意味で)ちょっと簡単でしたね(笑)」と役者の観点から独特の表現で演技を振りかえっていた。

今回で47年目を迎える同シネマフェスティバル。主演男優賞には『夕方のおともだち』の村上淳、主演女優賞には『ハケンアニメ!』の吉岡里帆、助演男優賞には『ラーゲリより愛を込めて』の桐谷健太、新人男優賞には『サバカン SABAKAN』の番家一路&原田琥之佑、新人女優賞には『マイスモールランド』の嵐莉菜が輝いた。

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