WEST小瀧望、『1万人の第九』のMC「人生で大きな1日に」

2022.12.4 20:05

『1万人の第九』囲み取材に登場した(左から)小瀧望、佐渡裕、角野隼斗(4日・大阪城ホール)

(写真6枚)

世界最大級の規模で「第九」合唱をおこなうコンサート『サントリー1万人の第九』が12月4日、「大阪城ホール」(大阪市中央区)にて開催された。

毎年12月第1日曜日に開催され、年末の恒例イベントとなっている同コンサートは、1983年から始まり今年で40回目を迎える。一般からの公募などで結成された1万人の合唱団で『ベートーヴェンの交響曲第9番』(通称「第九」)を歌うというものだ。

今年のテーマは、サントリーの2代目社長・佐治敬三の口癖「やってみなはれ」。前年に引き続き国内外から投稿された歌唱動画にくわえ、新しい取り組みとして会場と大阪・東京の3拠点を繋いだ「リアルタイム遠隔合唱」も。さらに今年は3年ぶりに合唱団が復活し、2000人もの「生」の歌声が大阪城ホールを震わせた。

■ 布袋寅泰とのコラボに、佐渡裕「最高でした」

総監督・指揮は今年で24回目となる佐渡裕。ゲストは活動40周年を迎えるギタリスト・布袋寅泰とピアニストでYouTuber「かてぃん」としても活動する角野隼斗で、それぞれコラボ演奏をおこなった。

公演終了後におこなわれた会見に登場した佐渡は、コロナ禍の影響で開催が危ぶまれたことに触れ、「諦めることなく40回目を迎えられたことがとてもうれしかったです。また新しい一歩になったと思います」とコメント。

『サントリー1万人の第九』佐渡裕(左)、布袋寅泰(4日・大阪城ホール)写真提供:MBS

佐渡は『第九』の第1〜3楽章でコラボした布袋との演奏について、「ジャンルを越えたコラボはなかなか難しいもの。ですが今回、何かが降りてきたように布袋さんにオーダーを出せましたし、改めて素晴らしいアーティストだなと。最高でした、本当に気持ちよかった」と熱く振りかえった。

また、第一部で佐渡による指揮のもと『ラプソディー・イン・ブルー』を演奏した角野は、「会場の空気、雰囲気、熱気、そして佐渡マエストロのオーラにのせられ、本番は爆発できた感覚がありましたね。すごく貴重な経験となりました」と振りかえった。

■ 総合司会・小瀧望「合唱の素晴らしさを目の当たりに」

さらに、総合司会を務めたジャニーズWESTの小瀧望は、「合唱の素晴らしさ、『第九』の偉大さを目の当たりにでき、僕の人生においても大きな1日になりました」と感無量な様子を見せる。

『サントリー1万人の第九』総合司会の小瀧望(4日・大阪城ホール)写真提供:MBS

そして「『第九』は初心者には踏み込みにくい世界というイメージがあるかもしれません。僕も同じでしたが、こうやって触れてみて『ああこんなに愛に溢れた内容だったんだ』『1曲中にここまで展開があるんだ』と発見がたくさんありました。番組を見ていただければ『第九』やクラシック、合唱の素晴らしさを知ってもらえるのでは」と、意気込みを語った。

小瀧がナビゲーターとして公演の模様や舞台裏を伝える特別番組『1万人の第九 2022 LIFE is SYMPHONY~歌って、世界中をしあわせにしよう~』は、12月17日・夕方4時から放送される(TBS系28局)。

取材・文・写真(一部)/つちだ四郎

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