梅田最短ルートはどれだ? 大阪駅→茶屋町を歩きまくって調査した

2022.10.13 07:45

橋を使うか、地下を通るか、それとも…大阪駅から茶屋町エリア、どう行く?

(写真9枚)

西日本最大のターミナル駅・JR大阪駅をはじめ、大阪メトロ(地下鉄)や阪急電鉄、阪神電鉄が乗り入れ、駅名のややこしさや入り組んだ地下街から「梅田ダンジョン」と呼ばれるほど、観光客はもちろん、毎日利用する人々すら迷ってしまう梅田エリア。

複雑な地下街から「妖怪が棲んでいる」とまで言われるが、「目的地に早く行けるルートはどこやねん?」と検索しようにも、なかなか決定的な答えも出てこない。

・・・ならば!!!と、今回は「JR大阪駅」の1階中央口から茶屋町エリア(梅田芸術劇場やロフト周辺)までのルートを、実際にさまざまな行き方で歩いて比較してみました(身長158cm女の歩幅です)。雨の日、暑い&寒い日に外を歩きたくない人へ、「地上回避ルート」もあります!

7通り歩きました

(1)信号待ちはほぼナシ! 阪急「大阪梅田駅」を経由する方法

まず「ルクア大阪」横の通路を通り、突き当たりの「ブックスタジオ大阪店」を左に曲がって野外のエスカレーターで2階へ。「ヨドバシ梅田」を横目に歩道橋を渡り、阪急「大阪梅田駅」の2階中央改札口の前を通って1階に降りる。そして待ち合わせスポットの定番「ビッグマン」を通過して茶屋町エリアへ行くというものです。

梅田の定番待ち合わせスポット「ビッグマン」

メリットは信号待ちが茶屋町エリアまでひとつも無いところ。デメリットは阪急「大阪梅田駅」まで外に出ることが多いので、雨の日はめんどくさいかも。あと、人通りが多い!

【検証結果】13分34秒(信号に引っかからず)

(2)見逃しがちだが無駄キョリ削減! 「新梅田食堂街」を経由する方法

(1)とほぼ一緒だが、阪急「大阪梅田駅」の2階入り口に入らず、突如右側に現れる階段を降りるルート。編集部で聞いたところ、1番利用が多かったのがこのルートだった。

見逃しがちなこの階段を降りて、「新梅田食堂街」方面へ。かなり短縮できる!

階段を降りて、「マクドナルド」や「Y・C梅田店」、そして「クレープ・ド・ココリコ」の前を通れば、「EST エスト」「梅田オーパ」に到着! あとは茶屋町方面に歩くだけ。

「新梅田食堂街」エリアと合流するこの階段、週末は特に混み合うが、(1)の無駄な距離を大幅にカットできる。

【検証結果】12分20秒(信号に引っかからず)

(3)雨の日も猛暑日も快適、「ホワイティうめだ」を経由する方法

「ホワイティうめだ」「ディアモール梅田」「ドーチカ」など複数の地下街が連結している梅田エリア。このルートはまず「ルクア大阪」横を通り、(1)(2)と違って地下へ。

大阪メトロ御堂筋線の改札前を通りすぎ、「トゥールズ」「サンマルクカフェ」など阪急三番街を経由して「ホワイティうめだ」に下り、突き当たりに「梅田オーパ」の「ダイソー」が見えたら、左に曲がり茶屋町方面へ。1番端の「ユニクロ OSAKA店」の地下1階「GU」まで施設内を通って行くことができる。

「ホワイティうめだ」を通って茶屋町エリアへはここもずっと左へ!突き当たりに「GU」が出現

メリットは雨の日も、暑い&寒い日も施設内なので快適に歩けること。デメリットは茶屋町方面に歩けているのか、慣れていない人には難しい点だ(あと店がありすぎて寄り道してしまいそうになりがち)。

【検証結果】13分44秒(信号に引っかからず)

(4)散歩感覚で気持ちいい! 「うめきた広場」を経由する方法

春や秋など風が気持ちいい日に散歩がてらオススメなのが「うめきた広場」ルート。大阪駅から「グランフロント大阪」方面に向かい、水のせせらぎを聞きながら池沿いを歩く。そこから「ヨドバシ梅田」「リンクス梅田」横を通り、茶屋町エリアへ行くというもの。

憩いの場として愛される、自然あふれる「うめきた広場」

メリットは緑も多く、梅田のド真ん中とは思えない自然あふれる場所なので、とにかく気持ちいいこと。デメリットは「グランフロント大阪」→「ヨドバシ梅田」→「大阪新阪急ホテル」「ジャンカラ」間の信号がとにかく長い・・・。タイミングがよければスムーズ。

【検証結果】15分40秒(信号に2回ひっかかった)

(5)脱・梅田ダンジョンの橋を活用、「ヨドバシ梅田」を経由する方法〜内回り編〜

「大阪駅から目の前に見えているのに、たどり着けない」という問題を解決するため、2017年6月に開通した連絡橋(高架歩道)を、せっかくなら利用しよう!というルート。

「ルクア大阪」横の通路を通り、野外のエスカレーターで2階へ。「ヨドバシ梅田」への連絡橋を渡って、店内入り口に入らず外周をぐるり。すると「リンクス梅田」の植物に覆われた「スターバックスコーヒー」が出現。そこから階段を下り、茶屋町エリアへ・・・。

この外周を通っていく! これは「ヨドバシ梅田内側ルート」

メリットは外周を歩いている間、ずっと茶屋町方面が見えているので、すぐにたどり着きそうな気持ちになる。また、意外と人通りが少ないのでスムーズ。デメリットはこの外周、屋根がないので雨の日は不便! あとこの連絡橋、朝9時半から夜10時までと開通可能時間が決まっているので要注意だ。

【検証結果】11分38秒(信号に引っかからず)

(6)グランフロントと繋がる橋、「ヨドバシ梅田」を経由する方法〜外回り編〜

ちなみに左方向の外周バージョンも歩いてみました。(4)と同様に、大阪駅から「グランフロント大阪」方面に向かい、「ヨドバシ梅田」に繋がる連絡橋を渡って外周を歩くパターン。

「ヨドバシ梅田外回りルート」は、このグランフロントから繋がる橋を渡ります

人が全然いなかったので、「人混み回避」したい人にはオススメ。内回りには屋根はないけど、外回りにはあります! (途中、カプセルトイがずらりと並ぶエリアに心惹かれながら・・・)。

【検証結果】13分58秒(信号に1回ひっかかった)

(7)改札出て、あえて右へ! 「阪急うめだ本店」を経由する方法

これまでは中央改札を出て左に歩きましたが、右に行ってみます。「大丸梅田店」や「バスロータリー」横を通り、JR大阪駅の御堂筋改札方面へ。そこから「阪急うめだ本店」へのデカイ横断歩道を渡って、突っ切ると「HEP FIVE」前に出る。そこから左、ただただ茶屋町方面へ歩くだけ。

メリットは、どこを歩いているのかわかりやすい。デメリットは人が多い!

【検証結果】11分44秒(信号引っかからず)

5→7→2→1→3→6→4という結果に。

1位:(5)ヨドバシ内回りルート  11分38秒(信号ひっかからず)

2位:(7)阪急うめだ本店ルート  11分44秒(信号ひっかからず)

3位:(2)新梅田食堂街ルート   12分20秒(信号ひっかからず)

4位:(1)阪急大阪梅田駅ルート  13分34秒(信号ひっかからず)

5位:(3)ホワイティ梅田ルート  13分44秒(信号ひっかからず)

6位:(6)ヨドバシ外回りルート  13分58秒(信号1回)※信号なしだと12分34秒

7位:(4)うめきた広場ルート   15分40秒(信号2回)※信号なしだと14分21秒

「信号に多少左右される」という結果だったが、それでも比較的新しい行き方だろう「ヨドバシ内側ルート」と、あえて改札出て右に行く「阪急うめだ本店ルート」が早いのは意外だった。

「あまり外を歩きたくない」「雨の日でも快適に移動したい」という人は、(3)などの施設内を通るルートがオススメ(2・6・7も比較的屋根がある)。みなさんもマイルートを教えてください!(・・・ちなみにJR大阪駅は中央口より御堂筋口から出るほうが早いです)

取材・文・写真/Lmaga.jp編集部

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