大阪・夢洲の夜空にミャクミャク出現、規格外のデカさに歓声
『大阪・関西万博』の会場となる夢洲(ゆめしま/大阪市此花区)で9月25日、その機運を盛り上げるイベント『レッツゴー万博2025 カウントダウン3~夢洲超花火〜』がおこなわれ、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が夜空に出現した。
2025年に開催される『大阪・関西万博』に向けて企画された同イベント。本来なら2020年・21年にも開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、今回が3年ぶりの開催となった。
ライブやパフォーマンス、BBQなどでにぎわったイベントのメインを飾ったのは、「花火&ドローンショー」。LEDライトを搭載した800機のドローンによって光のアートを描くショーでは、イベントのロゴやカウントダウンの文字が夜空に映し出された。
なかでも、「ミャクミャク様」との愛称で呼ばれ、SNSで注目を集めている「ミャクミャク」が約135mという巨大なスケールで描かれると、ひときわ大きな歓声が。SNSでもそのインパクト大なアートに「空に浮かぶミャクミャク様かわいい」「やっぱりどう見ても怪異」「ラスボス感がすごい」など話題となった。
続く花火では、「コロナ禍の暗いムードを吹き飛ばす」という意味を込め、国内最大級である約4万5000発もの花火が打ち上げられた。グローバルを意識し、中国やインド、フランスなどの国をイメージしたバラエティ豊かな曲とともに次々と上がる花火に来場者は釘付けに。南大阪の貝塚市から訪れたというカップルは、「すばらしかった。普通の花火とはレベルが違いますね」と感嘆していた。
後半には再びドローンが登場し、和モチーフの「折り紙」や大阪名物の「グリコ」、さらに「大変な時代でも諦めない」という想いを込めた「フェニックス」などのアートが夜空に出現。ラストはドローンで描かれる万博ロゴとともに大輪の花火が打ちあがり、会場は拍手や指笛の音に包まれた。
実行委員会委員長を務めた白濱良太さんは、イベント直後の囲み取材で「もう大成功かなと。開始当初のお客さんの反応を見て『つかんだな』と確信しました。次は行政だけでなく、民間も巻き込みつつデジタルとリアルを融合させた試みができたら」と熱く語った。
取材・文・写真/つちだ四郎
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