２０２３年に１０周年を迎えるバラエティ番組『なるみ・岡村の過ぎるＴＶ』（ＡＢＣテレビ・関西ローカル）。その感謝を込めた公開収録が「クールジャパンパーク大阪 ＴＴホール」（大阪市中央区）でおこなわれ、「長谷コレ」など名物企画で約６００人の番組ファンを楽しませた。

番組初の公開収録で、ＭＣのなるみと岡村隆史は「変な感じー！」と驚きつつも、笑顔で登場。観覧の応募は約９０００近くあったらしく、なるみは「みなさん選ばれたのよ！」と話しかけ、観客席を見渡して「オッサンオバサンばっかりやと思ったら、結構若いな」と笑わせた。

まず最初のコーナーは、ゲストにメッセンジャーの黒田有を迎えた「大阪人６００人のリアル過ぎる質問」。付き合いが長い３人は「今更お客さんの前で話せること、あるんかな？」と言いつつも、観客からの「芸能界引退は考えてますか？」「老後はどう過ごしますか？」などの質問に対し、真剣トークを繰り広げた。

その後「最強夏うたスペシャル」として、番組お馴染みの「歌うま芸人」が続々登場。マッチョなｗｉｔｈ Ｂを引き連れた島田珠代の「セクシー過ぎるパンティーテックス」や、甘い歌声に定評のある川畑泰史による『夏祭り（Ｗｈｉｔｅｂｅｒｒｙ）』の弾き語り、ヤンシー＆マリコンヌのミニコントなど、吉本新喜劇の座員たちが渾身の歌ネタを披露し、会場は夏フェスばりの盛り上がりとなった。

■ 「ヒステリックグラマー！」で会場はひとつに

そして最後にスクリーンにティーアップ・長谷川宏の顔が映し出されると、会場は一気にヒートアップ。番組の名物企画「オシャレ過ぎる長谷兄　ＮＧＫコレクション」（愛称・長谷コレ）が会場で披露されるということで、客席後ろではＤＪハマー（テンダラー浜本）がスタンバイ。

「長谷兄はいつ出てくるんだ」と会場がざわつくなか、まさかの客席後ろのドアから登場。ファンに手を振りながら会場内を颯爽と闊歩する長谷兄だが、緊張のためか手順を間違え、ＤＪハマーに「長谷兄、照れて照れて•••リハーサルよりステージに上がるの早すぎ！ レアな『照れ長谷』でした」と指摘される場面も。

この日は大盤振る舞いで３度も「ヒステリックグラマー」が登場し、なるみ・岡村含め会場が一体に。初めて「長谷コレ」を生で見たなるみと岡村は、「長谷兄が出てきたとき、みんななんか勘違いしてて『韓流スターが来た』みたいに思ってない？」「この会場出たら、『アレはなんやったんやろう•••』ってなるで（笑）」と、笑わせつつも楽しんだ様子だった。

最後はファンに感謝を込めた抽選会がおこなわれ、プレゼントをかけて岡村が５番勝負に挑み、観客とともに記念撮影をして終了。番組ファンは「おもしろかったー」「長谷コレ、ヒス出てきて楽しかったね」と、満足げに会場を後にしていた。この模様は８月１５日・夜１１時４０分に放送される（『熱闘甲子園』休止の場合、夜１１時１０分から）。