■「オカンはＮＳＣ１期生で、ダウンタウンさんと同期」（井口）

──でも、井口さんは東京で働いていたそうですが、２０１６年に大阪へ戻ってきたんですよね。なんでも仕事でやらかしたとか。

井口：あ、そうなんです。詳しくは言えないんですけど･･･。

良元：もちろん捕まるとかではないけど、ネタにもならないというか。

──井口さんはクズエピソードだけではなく、お母さまが「宝塚コドモアテネ」（宝塚音楽学校）ご出身というトピックスもお持ちなんですよね。

井口：そうなんです。しかもＮＳＣの１期生でもあるんですよ。僕が小さいとき、母親が「ＮＳＣ時代はダウンタウンが同期で」とか言ってきて、信じられるわけないじゃないですか。だから「典型的な面倒臭いオカンやなあ」と思っていたんですけど、当時の写真やビデオが出てきて。『さんまの駐在さん』に出演していたときの映像とか。

良元：僕もさすがに疑っていたんですけど、こいつのオカンから送られてくる写真にちゃんとダウンタウンさんが写っていたりして。ほんまに出てるからタチが悪いんです。

井口：自分が１歳の頃に両親は離婚して、オカンは女手ひとつで育ててくれたんです。家にお金が全然なくて絵本も買えなかったらしく、僕は絵本としてオカンと未知やすえさんの交換日記を読んでましたね（笑）。

──逆にめちゃくちゃ読んでみたいです（笑）。

井口：赤ん坊の僕を男性が抱っこしている写真があったので「もしかしてこれが俺のオヤジか」とじっくり見てみたら、若いときの西川のりお師匠だったり。もちろん、のりお師匠は父親じゃないですけど。

良元：赤ん坊の頃の井口を抱っこしている写真の面々がすごいんですよ。

井口：木村拓哉さん、貴乃花さん、曙さんとか。あと、うちのオカンは今田耕司さんが「心斎橋筋二丁目劇場」のオーディションへ来たときも見ていたらしくて。当事者しか知らんエピソードをたくさん持っているんです。

──ネットニュースになりそうなエピソードばかりじゃないですか。

井口：大丈夫ですか？ 嫌われないですか？（笑）

良元：でもこいつのオカン、ＮＳＣの１期生ということを振りかざして、僕らのネタや衣装のダメ出しばかりしてくるんで、今はライブを出禁にしていますけどね（笑）。

井口：僕らの単独ライブ終わりも、お客さんの花道で僕らと一緒にうちのオカンが和泉元彌とお母さんみたいに並んでましたから。もっとほかにもオカンのエピソードがあるんで、その披露の場を掴むために、まずは『ＡＢＣ』で良い結果を出したいですね！

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