お笑いコンビ・ツートライブ、「漫才師」へと化す信念の出囃子

2022.6.28 07:00

お笑いコンビ・ツートライブ(左からたかのり、周平魂)

(写真11枚)

■「舞台袖での僕らの声が、めちゃくちゃ客席に」(たかのり)

J-POP好きで「カウントダウンTV大好き人間」と自負するたかのり曰く、周平は「ヒップホップとかロックとか、詳しすぎる!」

瀬戸:2人の出囃子ってドラム音がかなり続くやん。出るタイミングのこだわりはあったりすんの?

たかのり:今は序盤のドラム音が1拍あくところで出てるんですけど、その20秒後くらいに汽笛みたいなんが鳴るところがあって。ほんまはそこで出たいんですけど・・・。

周平魂:長すぎて周りに迷惑かかるんで、手前で出てますね。ほんなら前のドラム音を切ったらええやんって思うかもなんですけど、この乾いたドラム音だけが鳴る感じが良いんすよね。しかもね、このバンドって1枚しかアルバム出してないんすよ! バンド自体を知らなかったんで調べて、日本橋の中古CD屋まわりまくってゲットしました。

瀬戸:普通のCDショップにはなかったんや! 俺的にさ、タイトルの「Fire Like This!」って歌詞入るところ、あそこ好きやわ。

たかのり:めっちゃかっこいいですよね。あそこからの後もかっこいいんで、ほんまは最後まで流したいんですよ。

瀬戸:最初のドラム音で何かが始まるっていうワクワク感が出て、今2人が出てるちょっとテンションの上がるところもいいし、その後の歌詞で出るのもいいし、その後のちょっとテンポが変わって変調するところでもいいし・・・。

周平魂:いや、めっちゃ聞いてくれてますやん!(笑) 最後はハープみたいな音と全部がブワーッと混ざってトランス状態みたいになるじゃないですか。そこの部分は出囃子の尺で曲はかかってないですけど、僕らが漫才で補えたらええかな、とは思ってますけどね。

たかのり:イキっとんなぁ。

瀬戸:いただきましたぁ・・・ありがとうございます・・・。

周平魂:いや、ありがとうございますって何やねん! 何で目ぇシバシバさせとんねん。

兵庫県立大学で出会った2人。周平魂の結婚式でのエピソードは「こいつ(たかのり)挨拶の一言目で泣いて、泣きながら喋ってましたよ(笑)」「いや笑うなよ。義父さんとのハグも間近で見て、そこは感動しましたね…」

たかのり:最近僕らも知ったことなんですけど、序盤のドラム音が一瞬切れた後に僕らが出て行くんで、舞台に出る直前に袖で言う「お願いします!」っていうのがちょうど無音のときと重なって、めちゃくちゃ客席に聞こえてたらしくて。

周平魂:渋いのやりたかったけど、むっちゃダサくなってるっていう(笑)。だから最近はちょっとズラしてますけどね。

瀬戸:ドラム音のイキった感じで出てくるツートライブ・・・その後の漫才もスムーズに入ってくるもんなぁ。

たかのり:アイロンヘッドの辻井とかもすごい好いてくれてて、僕らの単独のときに生でドラムを叩いてくれたんです。ハーモニカはダブルアートのタグが吹いて・・・。生演奏で出たら最高にかっこいいですよ。

瀬戸:めっちゃかっこええやん。そのときの漫才はウケたん?

周平魂:あぁ〜・・・あれは90分間スベり続けた伝説の一日でしたね。あれはエグかったなぁ。あっこから始まってます僕ら。

瀬戸:でも単独になると、曲いっぱい用意せなあかんやんか。それも全部周平が?

周平魂:基本的にはそうですね。最初の単独では、歌詞が全部「あのね」っていうザ・クロマニヨンズさんの『恋におちたら』って曲を、漫才始まる前の客入り前に「今から言いたいこといっぱいあるよ」っていうニュアンスで流して。漫才終わって幕閉じる瞬間には、『言いそびれたことがあるけど』って歌詞の曲を・・・これもザ・クロマニヨンズなんですけど。「まだ言いたいことあったよ」って言うニュアンス入れて。

瀬戸:やっぱすごいな周平! めっちゃこだわるなぁ。

たかのり:僕はそのニュアンス、まったく分かってなかったです(笑)。

マンゲキ舞台でのツートライブ。「正直、考えるときはこだわるだけこだわって、後はどうにでもなれ!って感じですけどね」

周平魂:1時間公演で終わらなあかん、でもまだまだ言いたいことありますよっていう。でも、こだわりすぎても盛り上がらんなって芸歴いくにつれて思ってきましたけど(笑)。僕、結婚式もめっちゃこだわったんすよ! 

瀬戸:うわ〜! 分かるわ、こだわりそう!

周平魂:みんなが知ってる曲で楽しめるように・・・。例えば、嫁のお色直しには『ちびまるこちゃん』の曲を、嫁がおしゃれ好きなんで「今すぐおしゃれに〜♪」で出て行って。で、次に僕とおかんが出て行く番で流したのは『ちびまるこちゃん』の次で『サザエさん』なんですよ。その後は、お色直しでウェディングドレスになったタイミングから洋装なんで洋楽に。誰にも伝わってないですけど、僕らのニュアンスです。

たかのり:ほんまにDJの発想ですよね。

瀬戸:確かになぁ。すみからすみまで、伝わらなくても自分のなかでちゃんと芯のある曲選びをするっていう。

周平魂:しかもその日が日曜やったから『ちびまるこちゃん』『サザエさん』みたいなも感じもこう・・・。

瀬戸:ちょっとしんどいなぁ・・・。

たかのり:いやいや! インタビュアーがしんどいって、こんなノリにノッてる人を前に言わないっすよ!(笑)

周平魂:今、今日一番ノッてましたよ!?

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