カムカムエヴリバディ第12週振りかえり・1963ー1964

2022.1.21 08:15

「竹村クリーニング店」に来た錠一郎(オダギリジョー)に驚くるい(深津絵里)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。1月22日は「1963ー1964」と題した第12週(1月17日〜1月21日放送)を振りかえる。

思いを寄せる錠一郎(オダギリジョー)からの告白を受け入れたヒロイン・るい(深津絵里)。思いが通じあったふたりは、錠一郎が出場する関西一のトランペッターを決めるコンテストに向けて準備を進めていた。

るいが選んだ当日のステージ衣装も揃い準備万端と思いきや、錠一郎が偶然耳にしたラジオの優勝予想で自信をなくしてしまう。それはジャズの有識者が「勝者は(錠一郎のライバルである)トミー北沢(早乙女太一)に違いない」と豪語するものだった。

気分転換に映画を観にいくことになったるいと錠一郎は、時代劇俳優・桃山剣之介(尾上菊之助)と伴虚無像(松重豊)が出演する最新作を鑑賞する。「荒唐無稽の駄作」と批評される作品だったが、錠一郎は劇中の「暗闇でしか見えぬものがある」という台詞に自身を重ね合わせ、背中を押される。

そして迎えたコンテスト当日、応援に出掛けようとしたるいの元に錠一郎が慌ててやってくる。助けを求める錠一郎の衣装の胸元はケチャップでべっとりと汚れていた。るいが選んでくれた衣装で出るといって聞かない錠一郎のため、るいはなんとか出番までに間に合わせようと急いでシャツを洗う。

コンテストの会場には、主催の芸能事務所「笹川プロダクション」の社長・笹川光臣(佐川満男)とその娘の奈々(佐々木希)が審査に訪れていた。錠一郎はるいが急いで届けた衣装を身に纏い、自身の過去に思いを馳せながらトランペットを演奏する。

ジャズ喫茶「Night and Day」にてセッションをする錠一郎(左、オダギリジョー)とトミー(早乙女太一)(C)NHK

会場の票は錠一郎とトミーで真っ二つに分かれ、指定曲のセッションで勝敗を決めることに。周囲を圧巻する演奏の結果、優勝は満場一致で錠一郎となる。デビューのため東京へ行くことが決定した錠一郎は、るいにプロポーズする。

錠一郎からの申し出に、るいは大阪でお世話になっている竹村夫妻に話を切り出せないでいた。就職に失敗した自分を拾ってくれ、クリーニングの仕事を一から教えてくれた平助(村田雄浩)と和子(濱田マリ)に自分勝手な相談はできないと考えていたからだ。

そこに突然錠一郎がるいが住み込む「竹村クリーニング店」を訪れる。錠一郎は竹村夫妻に結婚の許しをもらいに挨拶へやってきたのだった。娘のように可愛がってくれた2人に不躾なことはできないと怒るるいだったが、夫妻はそんなるいと錠一郎の申し出を温かく受け入れる。

平助と和子にあることを伝える錠一郎。左から、大月錠一郎(オダギリジョー)、雉真るい(深津絵里)、竹村平助(村田雄浩)、竹村和子(濱田マリ)(C)NHK

結婚を約束し、一緒に暮らすことを決めたるいと錠一郎。デビューアルバムのレコーディングのために、まずは錠一郎が先に東京へ向かうことになる。東京で錠一郎は笹川社長の自宅で居候することになり、錠一郎は奈々に面倒を見てもらいながら準備を進めていく。

一方で大阪で待つるいは、錠一郎と再会できるクリスマスライブの日を楽しみに待ち続けていた。ところが、そんなるいの元に錠一郎にまつわるある噂が届き・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が 紡がれていく。

放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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