■ 「トレーナーさんの言葉を意識して過ごしてきた」（後藤）

──有観客で、やっとファンの方に会えますもんね。シングル『Ａ』には６曲収録されていますが、なかでも活動曲『Ｒｏｃｋｅｔｅｅｒ』（読み：ロケッティアー）のＭＶは現在ＹｏｕＴｕｂｅで８５０万回再生超というすごい勢いです。

木村「公開されてからもＭＩＮＩのみなさんが見続けてくれているからそこまでの数字になってるんだなって。これからはＭＩＮＩのみなさんが見てくれた分プラス、これから知ってくださる方にもたくさん見て欲しい。多くの人たちの力があってあのＭＶが完成したので、たくさんの人に届けられたらなと思っています」

──『Ｒｏｃｋｅｔｅｅｒ』のＭＶが公開されて、その完成度の高さからプデュの最終日でメンバー１１人が決定してからの約５カ月間、いかに努力して濃い時間を過ごしてきたのか一目でわかりました。韓国合宿なども経験したこの５カ月、それぞれが大切にしてきたことは何ですか？

後藤「僕は心・技・体のバランスをすごく意識して生活していました。（プデュのトレーナーだった）青山テルマさんや（仲宗根）梨乃さん、（ＤＡ ＰＵＭＰ）ＫＥＮＺＯさんが何回もおっしゃってくれた言葉で、心が不安定やったら最高のパフォーマンスはできないし、それを心がけていても睡眠不足やったらダメやし、技術がないと良いパフォーマンスはできない。自分のストレスが溜まったら発散するとか、無理をしないっていうのを意識していました」

──トレーナーさんからの教えや言葉は参考にすることがいっぱいあるんですね。

後藤「いっぱいあります！ 僕は心技体を大事にするっていうのがすごく心に残ってて、体を休めて練習時間内に集中するスタイルが自分に合っていたんです」

尾崎「僕は韓国合宿の期間中、自分には何ができるのかということをすごく考えました。たとえばどういう風に歌ったら自分らしさが出てグループに良いものを与えられるかとか、柾哉くんがリーダーで自分がどうしたら支えてあげられるかとか･･･。この１１人ひとりひとりがいるからＩＮＩがあるんだというのを突き詰めていけたらと思っています」

木村「僕はいろんなところにアンテナを張るっていうのを意識してずっと過ごしていました。僕たちは韓国に行って合宿するとかも初めてだったので、いろいろ知っておきたいなというか。どういう仕組みで成り立っていて誰がここでどう動いているのかとか、ＩＮＩのメンバーだけでなくチームとしてみんなで盛り上げていくために、ＩＮＩのために動いてくれてるスタッフさんたちのことを考えるようにしました」

──周りをすごく見てきたんですね。

木村「ご飯を用意してくれるスタッフさんやディレクションしてくれる方、衣装さん、メイクさん･･･１１人だけじゃないって日々実感するんです」

佐野「僕はみんなみたいに良いことが言えないんですけど、やっぱりパフォーマンスの面で、みんなに馴染むのに頭がいっぱいで。自分のレベルが上がるだけでＩＮＩのレベルがグッと上がることはわかってたことだったので、精一杯でした」

──佐野さんは歌もダンスも未経験でオーディションに参加しましたが、『Ｒｏｃｋｔｅｅｒ』のパフォーマンスなど上達には目を見張るものがあります。めちゃくちゃ努力したんやなって。

佐野「ありがとうございます！ ほんまにメンバーにいっぱい教えてもらって･･･。助けてもらってばっかりの５カ月でした」