「多胎児は負担が大きい」と神戸市、双子・三つ子家庭を支援
2021.9.24 16:15

双子・三つ子などへの支援について説明する、久元喜造神戸市長(9月22日・神戸市役所)
(写真7枚)
神戸市は9月22日におこなわれた市長定例会見で、子育て施策として、双子・三つ子など「多胎児」を育てる家庭への新しい支援策を2つ発表した。
同市では1年に約1万人の子どもが生まれており、そのうち多胎児は120組前後。子育てはただでさえ大変なことが多いが、同時に2人以上の妊娠・出産・育児となると、保護者の負担は大きくなる。
民間団体が、双子・三つ子の保護者に「どのようなサポートがあれば気持ちがやわらぐか」と調査したところ、「家事育児の人手」「金銭的援助」「子どもを預かる場所」「同じ立場の人との交流」の順に回答が多かったという。
これを受けた神戸市が新設する支援のひとつめは、「ふたご・みつご子育てピアサポーター派遣事業」。「ピア(peer)」とは英語で「仲間」の意味で、双子・三つ子の子育て経験者が自宅などを訪問し、妊娠・出産や子育ての相談に乗るというものだ。
多胎児の妊婦や、子どもが1歳未満の家庭が対象で、無料で5回までサービスを利用できる。
ふたつめは、「多胎児家庭ホームヘルプサービス事業」。研修を受けたホームヘルパーを自宅に派遣し、家事や育児、外出をサポートするもので、子どもが0歳のうちは年48回、1~3歳の場合は年24回まで、格安の1回2時間あたり1600円で利用できる。
久元喜造市長は、「妊産婦への支援はとても重要。妊娠・出産・子育ては心身の負担が生じやすいので、支援を充実させて産後うつや虐待を防ぐ取り組みをこれまでもおこなってきた。なかでも多胎児家庭は負担が大きいため、支援を充実させる必要がある」と話した。いずれのサービスも10月からのスタート。
取材・文・写真/合楽仁美
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