「好循環の病床運用を維持する」大阪府がこだわる理由は?

2021.8.5 12:45

定例会見のフリップより「第五波の年代別新規重症者の内訳」(8月5日・大阪府庁)

(写真2枚)

大阪府の定例会見が8月4日に実施され、吉村洋文知事が「府は早期治療・退院の好循環を維持したい」と話した。

8月3日、国から「入院は特に重症化リスクの高い者に重点化」などが通達。しかし、吉村知事は、「医療現場はひっ迫しているが、病床を確保している。その範囲でできるだけ府民のみなさんに早期治療を受けてもらうことをできるとこまでやりたい」と、方針を示した。

早期治療による病床運用にこだわる理由については、「入院の枠を開けて重症になった人を入れるという考え方もあるが、(府の)健康医療部、医師、専門家の意見は、そうではない。重症化すると、仮に回復しても後遺症が残る可能性もあり、患者さんのことを考えてもできるだけ重症化させないことが大切になる」と説明。

「病床に余裕があるうちはできるだけ早く入院させて、早く治療を受けて重症化・後遺症を防ぎ、早く退院してもらう好循環を続けるのが基本的な考え方。また、感染者が激増しないために総数を減らす必要がある」と話している。

会見同日、府の新規感染者数は1224人と厳しい状況になったが、今後、好循環の病床運用がどこまで維持できるのか。府は現在も、さらなる病床確保や自宅療養者への往診など、医療体制強化を進めている。

取材・文・写真/岡田由佳子

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