ディズニー映画に抜擢、吉川愛「ダメなところを言ってくれるのが友だち」

2021.3.4 20:30

「母に電話で結果を報告したときは『えっ!?』って驚いてましたね(笑)」と、オーディション合格時を振りかえった

(写真9枚)

「『まあ、何とかなるでしょう』の精神でずっと生きてきた」

──「仲間」というと先日、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020年)で共演されたお笑いコンビ・ミキの昴生さんが、吉川さん、上白石萌音さん、ミキ・亜生さんと一緒に撮った写真をInstagramにアップして、ファンのあいだで話題になりました。「恋つづ」チームの仲の良さが伝わってきますね。

すごくくだらない話でもずっとしゃべり続けられる現場だったんです。いろんな話をして、ずっと笑っていて、ミキのおふたりがツッコんでくれて。たまに私たちもボケたりして。

「漫才ってこんな感じなのか!」って思いました。もちろん真剣な話もしたし、あんなに仲が良い現場ってあまりないかなって。

──くだらない話って、どんな内容ですか。

みんなで「声が良い人って、いいよね」、「ああ、分かる」とか。本番直前まで声の話をして、それからお芝居をやって、カットがかかった途端に「やっぱりそうだよね」とまた声の話に戻ったり。思わず、「えっ、演技をしているときも声のことを考えていたんですか」って(笑)。作品とは関係ないことなんだけど、そういう何でもないやりとりも楽しかったです。

“最後の龍“シス―や仲間たちとの出会いで、信じあう心の大切さに気づかされていくラーヤ。(C)2021 Disney. All Rights Reserved. (C)2021 Disney and its related

──ハハハ(笑)。ラーヤもそうやって仲間を見つけながら、長い旅に出ます。ちなみに吉川さんは、長旅をするなら必ず持参したいものはありますか。

逆に、何もないんです。長旅をするなら、電子機器などの連絡手段も全部置いて・・・「そのときに何とかすれば良いか」と思っちゃう。

服も、行った先で買えば良いですし。お金もそんなにたくさん持っていかないと思います。ホテルに泊まれなくても、そのあたりで寝るから大丈夫。あ、音楽プレイヤーは持っていくかもしれません。ずっと音楽を聴きながら旅をしたいです。

──そのあたりで寝る・・!?

そうなんです。「まあ、何とかなるでしょう」の精神でずっと生きてきました。旅に出るなら、時間、日付も忘れて、なにも考えずにいたいですね。いつも使っているものは真っ先に置いていきますね。

「小さい頃から観ていたディズニー作品に携われるのは、本当にすごいことだな・・・と実感しています」と感慨深げに話す吉川愛

──ただ、現在の吉川さんはとてつもない出演作品の量で、長旅は当分難しそうですね。過去のインタビューでは、「そのシーンの撮影が終わったら全部、台詞も忘れてすぐ切り替わる」というようなことをおっしゃっていますが。

そういう部分でのオン、オフはハッキリしています。それはメリットでもあり、デメリットでもあるんです。メリットは、切り替えが早いから役に引っ張られてメンタル的に疲れることがないところです。

──デメリットは?

カットがかかってOKが出た瞬間、自分の台詞も相手の台詞もすぐ抜けちゃうから、「じゃあ、次は引きでもう一度撮ります」となったとき、「わっ、やばい」となります(笑)。

完全に忘れているわけではないので、台本を再確認したら大丈夫なんですけど、でもOKの声を聞いたらオフになっちゃうクセがありますね。

──そんな忘れっぽい吉川さんに尋ねるのは酷かもしれませんけど、『ラーヤと龍の王国』で感銘を受けた台詞はありますか。

最後のシーンですね。ラーヤの台詞を言いながら、自分の心が動きました。「この台詞が世界中のいろんな人に伝わったら良いのにな」って。人に裏切られて信じることができなくなったラーヤが、あの台詞を口にできるくらい成長する。きっとラーヤのことが好きになれるはずなので、その台詞に注目して欲しいです。

『ラーヤと龍の王国』

3月5日(金)公開
※映画館とディズニープラス プレミア アクセス(プレミア アクセスは追加支払いが必要)
(C)2021 Disney. All Rights Reserved. (C)2021 Disney and its related entities

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