本物そっくり…おじいちゃんが和紙で作るフェイクフード

2021.1.28 14:15

和紙で作られたフェイクフード作品「たこ焼き」。ひっくり返す瞬間の生地の流れ方などリアルに表現されている

(写真16枚)

「めちゃくちゃおいしそう」「ホンマに和紙なんですか?」と、そのリアルさがSNSで話題となっているフェイクフード作品。この作品を手がけたのは、大阪在住の「メガネのおじいちゃん」こと西滝一彦さん(75)だ。

絵の具などの色づけはせず、糊づけした和紙のみで制作

「退職後の趣味で始めただけ」と話す西滝さん。しかし「家族で見るだけではもったいない」と息子さんがSNSで作品を公開すると、その完成度の高さが注目を集め、2020年12月には、感性や才能を応援しその影響を称える『第5回インフルエンサー・アワード・ジャパン』の新人賞を受賞するまでに。

西滝さんは、「見た時に一瞬はリアル、二度見で、なんだ紙やないか! と気がついてほしい。プロが作る食品サンプルとは違うので、紙とバレてこそ成功なんです」と、遊び心も大切にしていると話す。

とは言え、温かみあふれる数々の作品は、土台の厚紙以外は8~9割が糊づけした和紙だけで、絵の具などの色づけはおこなわない職人並みの出来映え。

約50種の和紙やチラシ、新聞紙などからぴったりの色味を合わせるため、「お好み焼きの断面や魚の煮付けの皮がはがれている部分は、何度も重ねて貼ったり、はがしたり試行錯誤でした」と、細部まで手をかけている。

フェイクフード作品「メバルの煮付け」

メガネのおじいちゃん『おじいちゃんの和紙アート作品展』

期間:2021年1月9日(土)~2月18日(木)
時間:10:00~21:00 ※緊急事態宣言を受け、当面の間は20:00までの短縮営業
場所:カワチ画材 阪急三番街店(大阪市北区芝田1-1-3 阪急三番街北館 B1)
料金:入場無料
電話:06-6372-3888

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