キングコング西野が映画初挑戦「失敗する確率を下げる」

2020.12.24 21:15

原作・脚本・製作総指揮を務める西野亮廣。エンディング主題歌「えんとつ町のプペル」の作詞も担当

(写真8枚)

「自分がやって結果を出さないと生きていけない」

──先日、2ちゃんねるの開設者で実業家のひろゆきさん(西村博之)が「西野さんは物事の構想を考えて、自分で動くことで結果を出す」と発言していらっしゃいましたが、その話とまさに結びつきますね。また、「経営者としては非常に優秀である。でもなぜ笑いに関しては、笑えないんだろう」というコメントも。

あの人は本当に、もう・・・(笑)。僕は直接「そんなこと言うな」って言ったんですよ。それはあなたがどうにかしなさいよって。共同作業なんだから、あなたが頑張って面白くしてやればいいじゃないって。

──ハハハ(笑)。

番組もよく一緒にやらせていただいていて、それでも「西野さんって面白くないですね」ってすぐ言うんですよ、あの人(笑)。

「あんた前回も『面白くない』って言って、今回もそれが面白くないってことはもう分かっているんだから。それでいうと改善してないのはそっちの方で、あんたが頑張れ」って言い返しました。ひろゆきさんとはそういうボケとツッコミをやっていますね(笑)。

──西野さんが変わるのではなく、ひろゆきさんが頑張って変わればいいと!今回の『えんとつ町のプペル』のキャッチコピーは「信じれば世界は変わる」。以前、西野さんによる近畿大卒業式のゲストスピーチでも、「誰かが世界を変えてくれるのを待つか、自分で世界を変えるか」というトークをされていらっしゃいましたね。

自分に都合良く、勝手に世界が変わるわけがないんです。誰かの都合で今の世界が作られているわけですから。だから自分が何もしていないのに、世界でハンドルを握っている人たちがこっちに合わせてパスを回してくれるわけがない。

そんな義理もないし、バトンタッチをするメリットもない。であればやっぱり、自分でやらなきゃいけないですよね。

「映画を観ては、チェック入れて修正してというのをずっと繰り返しています」と西野

──なるほど。

自分の規模の小さな話にはなりますが、25歳くらいまでテレビに出て、そのあと絵本をやって、いろいろ転職を繰り返しましたけど、その都度、最初は扱いが死ぬほど悪いんですよ。前のジャンルの人からも、新しくお邪魔するジャンルの人からも。まあ、そりゃそうなんですけど。

絵本だって「お笑い芸人がそんなことできるのか」って。どちらからも扱いが悪いので、自分でやって結果を出さないと生きていけない。あれこれやっているうちに、ちょっとずつ好転していったんです。

──近大でのスピーチで、「ディズニー映画を超える」と宣言していらっしゃいましたよね。ディズニーは新型コロナの影響もあってストリーミング配信に切り替えられましたが、公開日の12月25日は『ソウルフル・ワールド』の配信開始と同日。映画業界の人からすれば「おいおい、西野。ディズニーを超えるとか何を言ってるんだ」とか言われそうですね。

そうなんですよ、みんな怖いんですよ(笑)。そんなことを言いつつ、ディズニーの偉いさんがもし「西野さん、ウチに来ないか」と言ってくれたらすぐにそちらに行きますけどね。

「ディズニーを超えるとか言ってません!あれは僕じゃないです!」って、寝返ってやろうと思っています(笑)。

『えんとつ町のプペル』

製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
声:窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子、藤森慎吾、野間口徹、伊藤沙莉、ほか
配給:東宝=吉本興業
(C)西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

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