大阪・枚方市を拠点とする「劇団壱劇屋」が、ハローキティとコラボした劇団グッズを作成。１０月２７・２８日に上演した新作『異空間クラスター』の会場で販売し、大きな反響を呼んだグッズが、期間限定で通信販売されている。

今回制作したのは、壱劇屋のロゴが入ったＴシャツを着て、幟を持ったキティをデザインしたアクリルキーホルダー。キティと劇団とのコラボは「宝塚歌劇団」という前例はあるが、小劇場劇団としては初の快挙だ。

グッズ担当の劇団員・安達綾子によると、「今年の頭からサンリオにアタックし、今回の公演での販売が実現した」という。

この情報が解禁になった際、同劇団・座長の大熊隆太郎は、「サンリオの顔、身長リンゴ５個分、体重リンゴ３個分で有名な、キティホワイト氏と壱劇屋のグッズが出ます！ いやそんなバカな！ こんな地方の劇団にまで来てくれるのかホワイト氏」と、ツイッターで興奮ぎみに報告した。

公演会場では、１公演につき１人３個までという制限付きで販売。見本を見て「かわいい！」「すごい、本物や･･･キティちゃんや」との声が相次ぎ、グッズ購入者の９割が買い求めていったとのこと。

なかには、全公演に通って３個ずつ買っていったという強者も数人いたそうで、劇団の動員にも影響を与えたようだ。

「劇団壱劇屋ＫＴアクリルキーホルダー」（８００円、送料別途要）は劇団公式ショップで１１月１１日まで販売（１人３個まで）。

取材・文／吉永美和子