京都でカルチャー発信型ホテル、なぜ銭湯も?

2020.10.19 07:15

女湯側の「ぽて湯」

(写真22枚)

宿泊施設「Umekoji Potel KYOTO(梅小路ポテル京都)」(京都市下京区)が、10月14日オープン。京都のショップやブランドとコラボし、カルチャーや日本文化の発信を目指す。

ホテル内でゆったり「ポーっ」と過ごせる場所を目指す新ブランド。「好奇心が旺盛で、カルチャーに興味がある方々に楽しんでいただければ。地元の方々も泊まりたくなるような場所を目指しています」と担当者は話す。

共有スペースでは、京都で人気を誇る、書店「誠光社」の堀部篤史さんが本、ボードゲーム制作会社「TANSAN」がボードゲーム、音楽レーベル「bud music」のアーティストがレコードをセレクト。また「京都シネマ」がおすすめする映画の予告編映像を流し、今後はイベントなどを開催するためのスペース「Blank」が準備されている。

そして、ホテルでは珍しい銭湯「ぽて湯」も。スーパー銭湯や、ホテルにある大浴場とは異なり、昔ながらのスタイルに。壁には70代の銭湯絵師による風景画、色鮮やかなタイルが敷かれ、男女のしきり壁は上が開いており会話も可能だ。

「最近の若い世代は銭湯を訪れたことがないという声も聞きます。この空間で、大きな湯船に浸かる良さを知っていただき、ほかの銭湯を訪れるきっかけになれば。また、旅人と地域の人のコミュニティがここから生まれたらうれしいです」とのこと。

宿泊客は無料、一般の利用者は600円。向かい側にはお酒や発酵食品を販売する「梅小路醗酵所」があり、こちらでは湯上がりドリンクなども楽しめる。

また、通常の客室のほかに、京都の職人の技を体感できる「aeru room」というコンセプトルームも。丹後ちりめん、箔押し、北山杉、京銘竹をテーマに各1室、原材料を展示の一部として使っている。

場所は「京都水族館」の隣で、「梅小路公園」内。客室は全144室、1泊朝食付き1室2名利用63700円〜(ガーデンツインの場合)。

「Umekoji Potel KYOTO」

2020年10月14日(水)オープン
住所:京都市下京区観喜寺町15 
電話:075-284-1100

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