【連載vol.9】見取り図リリー、黒田征太郎展を観る

天井から床まで、いろんな角度からアートが攻めてくる
アート大好き芸人「見取り図リリー」が、色々なアートミュージアムを実際に観に行き、僕なりのおすすめポイントをお届けするという企画でございます。今回は、「大阪府立江之子島文化芸術創造センター enoco」で10月31日までおこなわれている『黒田征太郎展「絵で行けるとこ」』です。
いきなりなんですが、もうとりあえず実際に行って感じて欲しいです。黒田先生がアートを楽しんでいるという事が体全体にシャワーのように浴びせられます。本当に自由なんです!
実はこの方、大阪で生まれ、現在は北九州を拠点に世界で活動しまくる81歳。実はFM802のロゴや、1983年にアメリカ村で描かれた巨大なアート作品も黒田さんが描かれており、見たら「あ〜〜っ」ってなります。
今回は、最近描いた作品を含め初披露のものばかり。線が壁にはみ出していたり(展示後にインスピレーションで描き足したそう)、たまたま搬送中に曲がったからと部屋の角に合うよう90度に曲げてみたり、全然、枠にとらわれてない。
そう考えると僕は常識にとらわれ過ぎているのかもしれません、漫才出番の時、センターマイクまで原付で乗り入れてみようかな・・・完全にNGKの師匠たちに耳から血出るくらい怒られるのでやめときます。

ライブペインティングと呼ばれる、その場で即興で絵を描くパフォーマンスも含めたアートがあるのですが、黒田先生のパフォーマンスアートはすごい。なにがすごいってミュージシャンの方とセッションし、演奏中にその音楽を聴きながら描いていくらしいのですが、絵にリズムのようなものがあるのです。口では説明できない! ぜひ実際に観て欲しい! なんと憂歌団の木村充揮さんとのセッション作品もありました。
戦争をテーマにした作品もあるのですが、個人的にすごく感動したのは、左の絵には「NO」とかかれ、その上に、爆発の時のキノコ雲のような形があり、右の絵には「YES」の上に、キノコ雲を上下逆にしたフラスコの様な形の中に一輪の植物があるんです。世界中が「YES」の考え方になって欲しいものです。僕は高須院長より「YES」を望んでいます!

あと、黒田先生は、コラボレーションというものもひとつのテーマにしていて、それは人だったり、素材だったり。キャンバスに廃材を貼り付けたり、サビを集めてそれをガラスに貼り作品にしたりともうアートに枠はないんだなと改めて感じました。会場では色々な材料を使った作品がたくさんあるのでじっくり観てみてください。
そして、なんと、僕がリリーは黒田征太郎先生と対談させていただきました。最初、恐い人なのかなと思いビクビクして脇汗止まらなかったのですが、本当に良い方で最後には僕もリラックスして対談する事ができました。対談については、公式サイトの動画か、Lmaga.jpのこちらでも読めます。
いやー、本当に黒田先生の制作したいものを、そのまま脳みそにぶつけられた気がしました!
『黒田征太郎展「絵で行けるとこ」』
アートを通じて、心に元気を与えることを目指す黒田征太郎の現在を表現。さまざまな素材を使った生々しさと迫力あふれる作品、人物などを描いた線画、気になるものをアクリルで閉じ込めたオブジェ・・・全く異なるスタイルの作品を3つのギャラリーで展示。大阪の風景に自由にコラージュして、参加できる「タグ付けプロジェクト」も。完成した作品はアップロード、もしくはプリントすれば、会場で展示される。期間は10月31日まで、料金500円(高校生以下無料)。
【見取り図の近況】
11月6日にNGKグランド花月で単独ライブ『ミトリズ大冒険〜迷宮に眠る大秘宝〜』やります。10月24日〜26日にプレミアム会員・IDメンバー会員のチケット抽選。今回の取材で着用しているのは、僕がデザインした「マルクス(思想家)ロンTee(オンラインショップ限定)」。「CLASSY GRAPHIC T−SHIRTS SYNCLAPH」で販売されてます。
『黒田征太郎展「絵で行けるとこ」』
期間:2020年10月9日(金)〜10月31日(土)
時間:11:00〜18:00(31日は〜16:00)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター enoco(大阪市西区江之子島2−1−34)
料金:500円(高校生以下無料)
電話:06−6643−3278(大阪文化芸術フェス2020事務局)
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