大阪の神農さん、七夕など「美」御朱印で参拝客を魅了

2020.7.3 09:15

(左上から時計回りに)奉仕御朱印「内清浄外清浄」、「七夕祭」御朱印(星形の短冊つき)、夏詣御朱印「神心」(7・8月で星の色が変わる)、現在は授与停止中の「雨ふり御朱印」

(写真8枚)

江戸時代からの「薬の町」道修町に鎮座する病気平癒の社「少彦名神社」(大阪市中央区)。「神農さん」として親しまれている同社は、年間100種以上もの御朱印を授与し、参拝客を楽しませている。

7月1日から7日は、特に人気の高い「七夕祭」御朱印(初穂料1000円)を授与。宮司夫妻による手彫りで、「織姫」と「彦星」で1組となり、今年の柄は笹の上にカラフルな金銀砂子が表現されている。初日は受付時間前に参拝者が並び、昼過ぎには当日分が終了した。

宮司の別所賢一さんは、「常に次の御朱印の柄について考えていますね。外食に行っても器の模様や日本酒のラベルに目がいくし・・・夢に出てくるぐらい」と笑う。奥さんとともに手間暇をかけて「一期一会」の御朱印を生み出しているのは、「日本の美しい季節を表現することで、神事を知ってほしい」からだという。

そのため、七夕は星形の短冊に願いを書いたり、11日からは白玉石の奉納、8月は風鈴に願いを書いた短冊を吊すなど、参拝客がさまざまな「体験」ができる御朱印が多数。「1年のうち、まだ知られていない日本の文化はたくさん。御朱印が楽しみながら参拝できるきっかけになれば」と別所さんは話す。

厄除けの「茅の輪」に、「七夕祭」の短冊が飾られ、華やかな雰囲気の境内

現在は、半年の無事を感謝し、もう半年の平穏を願う「夏詣」(8月31日まで)に合わせ、夏詣御朱印「神心」(初穂料500円)も授与。また、30分間の境内清掃をすれば無料で授与される「奉仕御朱印」は、毎月色を変える工夫も(1日10組限定)。

江戸時代に大阪で疫病が流行したとき、病除け守の「張子の虎」が有名になった同社。コロナ禍で日々多くの参拝客が訪れ、別所さんは新たな神社の在り方として、「この場だからこそ感じてもらえる行事、そしてそれを遠方の方へも伝えるSNSでの発信、どちらも大切にしていきたい」と話す。御朱印授与は10時~16時、御札・御守授与は9時~17時。

取材・写真/塩屋薫

「少彦名神社」

住所:大阪市中央区道修町2-1-8
時間:御札・御守授与9:00~17:00、御朱印授与10:00~16:00、閉門18:00・土日祝17:00
電話:06-6231-6958

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