ＧＷに全国各地で開催が予定されていた陶器市が、新型コロナウイルス感染拡大防止で開催を断念・延期するなか、一部の市がオンラインで開催されている。

毎年ＧＷに開催され１００万人以上が来場するという佐賀県有田町の『有田陶器市』では、５月５日まで『Ｗｅｂ有田陶器市』として開催中。実際に有田の町を歩いているようなイラストマップがあり、店名をクリックすると、各店のオンラインショップにアクセスして購入することができる。

主催する有田商工会議所の担当者は、「開催初日の４月２９日だけで約１０万のアクセスをいただき、例年の来場者数並みにご覧いただいております」と喜ぶ。

有田焼の伝統的なものから現代風にアレンジされたもの、さらには疫病退散にご利益があるという半人半魚の妖怪「アマビエ」の商品も販売。参加店舗は１２０以上あり、担当者は「福袋の販売や、有田焼の老舗・三右衛門のひとつである源右衛門窯が初めて値引き販売するなど、今回だけの特別な商品がたくさんあります」とアピールした。

ほかにも同様にオンラインでおこなっている陶器市は、長崎県の『波佐見陶器市』が５月１０日まで、栃木県の『益子春の陶器市』が２０日まで開催されている。