奈良公園に、隈研吾建築の高級ホテル開業

2020.2.10 07:00

古都奈良をイメージした、大和張り、奈良格子を取り入れたデザインに

(写真3枚)

歴史ある「奈良公園」(奈良市高畑町)に、建築家の隈研吾氏がデザインしたリゾートホテル「ふふ 奈良」が6月5日に開業。高級リゾートホテルになるという。

スモールラグジュアリーホテルをコンセプトとする「ふふ」ブランドを、静岡県の熱海や、山梨県の河口湖近く展開している「ヒューリックふふ」(東京都中央区)による同施設。その土地ごと風景や自然を活かした造りで、全室に温泉が楽しめる露天風呂を併設しているのが魅力だ。

東京オリンピックの「新国立競技場」などを設計した隈研吾氏はデザインについて、「深い社と調和するヒューマンスケールな甍(いらか)や吉野杉の大和張りがつくる陰影、野趣あふれる新旧の庭園など、奈良の歴史風土に根ざした設えが現代の『庭屋一如』を体現し、奈良公園と宿を引き立てます」と説明している。

レストラン、バー、高級スキンケアブランド「SISLEY」の施術を体験できるスパも併設。庭園はランドスケープアーキテクトとして活躍する宮城俊作氏が手掛け、奈良公園でかつて別邸を所有していた山口財閥の当主であり茶道家でもあった山口吉郎兵衛による茶室が復元されるとのこと。料金は1泊2食1室2名で77000円〜。

「ふふ奈良」

2020年6月5日(金)オープン
住所:奈良県奈良市高畑町1184-1
電話:0557-52-6606

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