夜神ライト役の甲斐翔真「こんなにリアル」

2020.1.28 08:00
(写真12枚)

「だんだんライトが僕のなかに入ってくる」(甲斐翔真)

──生きて死ぬことを考え、稽古で向き合っているとのことですが、思い起こせば、『仮面ライダーエグゼイド』も生と死が扱われていましたよね。デスノート作品の普遍的テーマである「正義とは何か?」も、エグゼイドではバグスター(適役の怪人)の正義という部分が描かれていました。

そうでしたね。

──演じられたパラドが追い詰められていく精神状態のシーンなど、エルによって精神的に追い詰められていくライトに近いと感じたのですが。

大きく違うのは、映像か舞台かというところ。やっぱり舞台の方が、より世界観にハマっていくというか。映像だと撮ってしまったら終わりなので、映像よりも舞台の方が感じているかもしれないですね。だんだんライトが僕のなかに入ってくる感覚だったり・・・。

──例えば、どんなときに?

新聞とか読んでいたりすると、きっとデスノートがあったらこういうことに使うんだろうなとか。

夜神月を演じる甲斐翔真(右) 写真/田中亜紀 提供:ホリプロ
東京公演より、夜神月を演じる甲斐翔真(右) 写真/田中亜紀 提供:ホリプロ

──「この人の名前を書こう」という気持ちになってしまうと。

書けるか、分からないですけどね(笑)。でもやっぱり、ライトの気持ちはそういう意味では分かるんです。最近、新聞を読んでいて思うのが、日本で起こる事件はどれもすごく気持ち悪いなと。日本が恵まれた先の、なんかグニャとした陰湿な感じがすごく見える。

──それはライトの役をやるようになってから?

そうですね。ライトのフィルターを通していなければ、そういうことに目を向ける事はきっとなかったと思います。もう人がおかしくなっているんだなっていう。

──そこで、ライトの気持ちが汲めるんですね。

「どうにかならないかな」そういうマインドに入っているときに、きっとライトはデスノートを手にするんですよ。最初は悪ふざけで書いていたけど、本当に殺せるものと分かって・・・。人を殺したら後には引けないじゃないですか。だから自分を正当化するしかない。自分の精神を保つためには正義を曲げることでしかなかった。かわいそうですよね・・・。

殺人を繰り返すキラの顔と、警察庁幹部の父に協力する正義感の強いライト、2面性を持ったキャラを演じる甲斐
殺人を繰り返すキラの顔と、警察庁幹部の父に協力する正義感の強いライト、2面性を持ったキャラを演じる甲斐

──初舞台に向けた稽古を通して、ご自身では成長したと感じておられますか?

うーん、日々奮闘中なので難しいな。きっと自分は終わるまで納得しない。舞台って、ずっと満足せずにできるというのがおもしろい。どんどん変えていけるというのもあるし、どんどん前進していけるから。本番が終わったあとの結果論でいいんじゃないかなと思いますね。成長したところを劇場で観てください(笑)。


本公演は東京を皮切りに、静岡、大阪、福岡で上演。大阪公演は、「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて、2月29日・3月1日に3公演(甲斐は2月29日・17時半公演に出演)。チケットはS席13500円ほか、発売中。

『デスノート THE MUSICAL』

日程:2020年2月29日(土)~3月1日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席13500円、A席9000円、B席5000円
電話:06-6377-3800

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