京の伝統文化を、金銀のコラボルーム誕生
2019.11.5 07:00

7階の「金雲」。良きことを呼び寄せるとされる「天平大雲(てんぴょうおおぐも)」をベースに2羽の鶴を配した唐紙アートが飾られている
(写真4枚)
日本唯一の江戸時代から続く唐紙屋と、宿泊施設「リーガロイヤルホテル京都」(京都市下京区)がコラボルームを11月1日からスタート。京都の伝統が感じられる客室となっている。
1969年に開業した同ホテルの50周年記念企画として実現し、唐紙師トトアキヒコさんと創業家千田愛子さんが、江戸時代に創業した老舗「唐長」を継承するブランド「雲母唐長(きら からちょう)」が監修。伝統的な文様が施された板木をひとつずつ手仕事で和紙に写し取る唐紙は、桂離宮、二条城などの歴史的建造物で襖紙や壁紙として使用されてきた。同ブランドは、その唐紙の文化財修復に携わるとともに、アート作品を生み出していることでも有名だ。
今回は、それぞれ金色、銀色をキーカラーとした「金雲(きんうん)」「銀月(ぎんげつ)」の2室が登場。途切れることのない縁や繁栄を意味する「角(かく)つなぎ」や、幸せが四方八方へと繋がるさまを表現した「南蛮七宝」などの縁起のよい文様を、ベッドカバーやカーペット、カーテン、タオル、鏡などあちこちにあしらっている。

「時代とともに受け継がれてきた文様には、幸せを願う人々の思いが込められています。室内に散りばめることで、幸福に包まれる空間を作りたかった」と、トトさんは説明する。
また、「金雲」用に金の粉末状が入った膠(にかわ)の「金泥(きんでい)」を「金雲」の部屋用に塗料をあえて粗く塗ることで、部屋全体が窓やランプの光を受け、穏やかな光に包まれる。料金は1室54450円(税・サービス料込)。
取材・写真/中河桃子
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