「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（大阪市此花区）で、昨年に続き開催される「大人ハロウィーン」の先行体験会が５日におこなわれ、その概要について同パークの廣畑プロジェクトマネージャーが明らかにした。

ファンからの注目を集めているのは、２０１８年にスタートした人気アトラクション『ホテル・アルバート』。舞台演劇の本場、ニューヨークの「オフ・ブロードウェイ」で生まれたという没入型体験「イマーシブ・シアター」の要素を、ＵＳＪの「ハロウィーン・ホラー・ナイト」に融合させたアトラクションで、華やかな高級ホテルを舞台に、参加者自らが登場人物の一人となり、ストーリーが進んでいく。昨年の参加者のなかには、アトラクションの世界観により一層溶け込むべくドレスアップする人々も。

企画を発案する以前、仮装することへの照れからか「私たちの世代では、もう（仮装は）できない」という来場者の声を聞いたという廣畑マネージャー。「ハロウィン時期はいつもと違う自分になりたい、という強いニーズがある。では『仮装』ではなく『ドレスアップ』をテーマにしては」と大人向けの非日常体験を提案したという。

さらに気軽に体験できるようにと、今年から初のグッズ展開もスタート。黒いレースをあしらったチョーカーネックレスや、美しいベールが垂れるカチューシャなど、ドレスアップに使えるアイテムが多数登場する。「パーク内には、（大人ハロウィーンの）世界観を再現したレストランもオープンします。すべての面から、『大人ハロウィーン』の世界観にダイブ（没入）していただけるように考えています」と力強く語った。ＷＥＢチケットは既に９月分が完売しており（９月６日・１３時時点）、その人気は今年も衰えそうにない。体験は別料金で、５４８０円。