大阪城公園に、海外客向けの新グルメ施設

2019.5.29 19:00

ミシュランガイドで3年連続選出された「ドゥエイタリアン」や、「焼きあご塩らー麺 たかはし」など人気店が集まる「ラーメン小路」

(写真9枚)

2017年に誕生し、外国人観光客が多く訪れている「大阪城公園」内の複合施設「ジョー・テラス・オオサカ」(大阪市中央区)。その2階に、約270坪の敷地を利用した新たなスペース「大阪城下町」が5月30日にオープンする。

2018年の大阪への外国人訪問者数は1141万人で、今年は6月のG20を皮切りに、ラグビーのワールドカップやワールドマスターズゲームズを控え、年々増加傾向に。さらに2025年には万博が開催され、大阪ではますますインバウンド需要が高まっている。そんななか、観光地で2番目に人気だという「大阪城」(1位は道頓堀、3位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン)周辺に、新たな空間が誕生した。

大阪観光局の溝畑宏理事長(右から3番目)ほか、デジサーフ代表取締役社長の高橋氏らオープニングイベントに出席した関係者(29日・大阪市内)

「海外からの観光客のみなさんが大阪に来て食べたものは何かというと、4人中3人がラーメン。そして人気急上昇中なのが、和牛、お酒なんです」(大阪観光局の溝畑宏理事長)と、ターゲットをインバウンドとした同施設。全国各地の人気店を集めた「ラーメン小路」(現在5店舗、6月末に2店オープン)をはじめ、和牛ステーキや近畿2府5県の日本酒の飲み比べが楽しめる「和珀 WAHAKU」など、世界的に人気のある日本のグルメが集結している。

手裏剣上生菓子や忍者ソフトが味わえる「忍者茶屋」には、忍者や茶屋娘に扮したスタッフが対応

また「忍者を世界に発信したい」(溝畑理事長)という思いから、VRで忍者体験ができる空間「NINJA VR 弥助」が登場。大阪城に現れた魔物を手裏剣と刀剣を駆使して倒すというもので、より臨場感を味わえるよう、忍者衣装のレンタルも可能だという。

営業時間は11時から21時。インバウンド向けとはいえ、全国の人気ラーメンや日本酒が集まっているため、「大阪城ホール」でのコンサートの前にサクッと・・・など地元客も大いに活用できそうだ。

「大阪城下町 OSAKA JOKAMACHI」

2019年5月30日(木)オープン
場所:大阪城公園内 JO-TERRACE OSAKA E TERRACE 2F(大阪市中央区大阪城3-1)
営業:11:00〜21:00
電話:080-3756-3948(受付時間10:00〜17:00)

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