矢崎広、リーディング劇に「背筋伸びる」

2019.5.3 11:00

「改めて背筋が伸びました」と、リーディングの舞台に挑戦する矢崎広

(写真2枚)

アメリカ人作家レイモンド・カーヴァーの短編を4人の俳優が朗読する舞台が、5月下旬に「兵庫県立芸術文化センター」(西宮市)で開催される。平田満、仲村トオル、手塚とおる、と舞台でも定評のある俳優たちに並んで出演する矢崎広が28日、大阪市内で会見をおこなった。

舞台では『音楽劇 ライムライト』や『Shakespeare’s R&J』など、ミュージカルからストレートプレイまで幅広いジャンルで活躍する矢崎。これまで朗読劇の経験はあるものの、ひとりで舞台に立ち、小説を読むという見せ方は、本公演が初めてという。

「これまでの朗読劇は、相手役の言葉があって、それを受けて自分が投げ返してという感じでやらせてもらっていました。でも今回は僕ひとり。これは作り込まないといけないなと今、改めて背筋が伸びました(笑)」と気を引き締めた。

挑むのは、空港で父親が息子にある告白をする「菓子袋」と、突然の訪問客と主人とのやり取りを描いた「収集」の2作品。いずれもオチがなく、シュールな内容だ。「僕はこの出演をきっかけにレイモンド・カーヴァーのことを知ったのですが、迷路にはまったような読後感に、今は完全にトリコです」と矢崎。この舞台をきっかけに、若い世代にもその世界に足を踏み入れてほしいと意気込む。

本作『リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」』は、5月25日・26日の昼2時から。チケットは4500円(全席指定)で発売中。

取材・文・写真/岩本和子

『リーディング・シアター「レイモンド・カーヴァーの世界」』

日程:2019年5月25日(土)・26日(日)・14:00〜
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
料金:4500円(全席指定)
電話:0798-68-0255

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