大阪市浪速区の「でんでんタウン」周辺で毎年おこなわれる国内最大規模のコスプレイベント『日本橋ストリートフェスタ』（通称ストフェス）。今年も３月９日に開催され、歩行者天国となった堺筋（日本橋筋商店街）は大勢の人で埋め尽くされた。

２００５年に初開催され、全国からアニメやゲームなどのキャラクターに扮するコスプレイヤーたちが集まるこのイベント。年々クオリティの高いコスプレイヤーが増え、それを写真に収めるカメラマンや一般客を含め来場者は２５万人超え、と日本有数の大型イベントに成長した。

記念すべき１５回目をむかえ、天候に恵まれたこの日。昼１２時には堺筋に多くのコスプレイヤーが集まり始め、人気コスプレイヤーの周りには身動きができないほど人だかりが。２０１８年にアニメ化された『はたらく細胞』や『ＢＡＮＡＮＡ ＦＩＳＨ』、今最も注目を集める作品の１つである『ヒプノシスマイク』、センター試験に登場し話題となったキャラなど今年ならではのものや、例年コスプレ人気が高い『Ｆａｔｅ／Ｇｒａｎｄ Ｏｒｄｅｒ』『刀剣乱舞』『ラブライブ！』『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ』のキャラクターも多く見られた。

コスプレイヤー以上にカメラマンも多く集まり、被写体に「撮影してもいいですか」と声をかけ、マナーを守りながら撮影に没頭。周辺の飲食店ではコスプレを着用したまま、たこ焼きを頬張る人の姿があったりと、街全体がお祭りのように盛り上がった。

写真／木村華子