大阪・堺のライブハウス「三国ヶ丘ＦＵＺＺ」（堺市堺区）が主催する無料の野外ロックフェス『ＭＩＫＲＯＣＫ』が、今年も開催されることに。昨年同様「大浜公園」（堺市堺区）で、１０月２０・２１日におこなわれる。

ＫＡＮＡ—ＢＯＯＮの大ファンを公言する堺市の竹山市長が「彼らのように、世界へ羽ばたくアーティストを」と堺市の音楽文化発展を託し、「堺市役所前広場」ではじまったこのフェス。昨年は会場を「大浜公園」に移し、規模を大幅に拡大。同ライブハウスで育ち、全国に羽ばたいたＫＡＮＡ—ＢＯＯＮ、ヤバイＴシャツ屋さん、そして昨年メジャーデビューを果たした、１７歳の女子高生シンガーソングライター・坂口有望ら約１３０組のアーティストが出演し、２日間で約２万人を動員した。

「昨年、ＦＵＺＺで育ったバンドたちの成長を見ることができて、僕自身すごく達成感があったんです。それで今年開催するか悩んだんですが、竹山市長やバンド、学校関係者、地域の方たちが今年もやってほしいと言ってくださって」（田原店長）と、たくさんの人の後押しがあったと話し、今年は初心に返り、今「三国ヶ丘ＦＵＺＺ」で頑張っていて「１～２年後には確実に有名になる！」と太鼓判を押すバンドを中心に、約１００組のアーティストが出演するという。

会場には６つのステージを設置し、なかには中学生・高校生が出られるステージや、４０歳以上の方のステージも。また、「親子で遊べるフェス」という初開催時から大切にしているコンセプトを継続し、フードエリアはもちろん、スーパーボールすくいや似顔絵コーナーなど、音楽目当てでなくても１日楽しめるイベントを目指す。会場の「大浜公園」は南海本線堺駅から徒歩１０分。出演アーティストは後日、公式ホームページ、およびＴｗｉｔｔｅｒにて発表される。